建設会社さんが手掛けるパン屋さんがある、と聞いて気になっていたお店があります。
「縁道（えんみち）」は2022年3月にオープンしたパン屋さん。
大きな暖簾が目印のお店は高級感があり、少し敷居が高そうですがパンの価格は意外にもリーズナブル。
「人との縁（えん）」を大事にするという思いから名づけられた「縁道（えんみち）」。地域や人とのつながりを大事にしている会社です。
「縁道」人気のパンと、会社の魅力的な取り組みも合わせてご紹介します。
夕方には売り切れも！関内駅徒歩約5分の人気ベーカリー
「縁道（えんみち）パン」は関内駅北口から徒歩5分ほど。最寄り駅は関内駅ですが、馬車道駅からも徒歩5分ほどでたどり着けます。
今回私は馬車道駅から歩いていきました。お店の専用駐車場はないため、近くのコインパーキングを利用するか電車がおすすめです。
お店の前には手書きの看板があり、人気ランキングとおすすめをじっくりチェック。シンプルなパンが人気のようです。お店に入る前に看板で価格帯を知れると、ちょっと安心。
お店に行く前に「夕方頃にはほとんどのパンが売り切れてしまうことがある」と聞いていたため、今日は平日の午前中にお店へ向かいました。
焼き目の誘惑。買い手の心をくすぐる商品が揃っています
お店に入ると先客の方が1名いて、ドリンクも一緒にテイクアウトしていました。
ドリンクはコーヒー・カフェラテ、カプチーノがあります。
混雑する前の時間帯だったせいか、広々した店内でゆったりパンを選ぶことができて良かったです。
ずらっと並ぶパンはどれもうつくしい焼き目。ふんわりした姿に食欲がそそられました。
つい目移りしてしまいますが、初めてのお店だったためランキング1位の「塩パン」とおすすめの「なめらかクリームぱん」を購入。
しっとりとした「生食パン」もお店の人気商品だそう。次はお土産用に食パンを買うのもいいなぁと思いました。
パン以外にも週末限定で、横浜市網島駅にある「ぷ、ぷりん」の「網島プリン」も販売するそう。人気のプリンがパン屋さんで買えるなんて！
迷いに迷って、レジ前に着くと、自家製ジャムが並んでいました。
お店の一押しという「オリーブオイル＆チーズ」はお酒に合うのだとか。お会計直前まで悩ましかったです。
山根工務店が縁を繋げて進める新業態のお店
「縁道（えんみち）パン」は、山根工務店が手掛けた新業態のお店。1902年創業の川崎にある建築会社です。
グループ会社が所有していたビルのテナント部分を有効活用しようと、横浜にパン屋さんをオープンしました。
所有ビルを利用することで、横浜という立地でも価格を抑えて販売することができるのだとか。
他にも、山根工務店の子会社が「縁道」と名のついたワーキングスペースや食堂、ホテルなどを展開しているそうです。
お店を作ることで地域の活性化につながり、多くの人ともつながっていく。パン屋さんとしても会社としてもこれからの展開が楽しみです。
縁道の人気パン2点紹介
帰宅後、早速購入したパンをいただきました。
- 塩パン
とってもキレイな膨らみで、他のお店よりひとまわり大きいように感じました。ほどよい塩味とバターの風味がおいしいです。
塩パンはシンプルな見た目と味ですが、主役級の風格があります。お店の人気ランキング1位も頷ける味でした。
- なめらかクリームぱん
こんがり焼けたパンがツヤツヤと輝いて見えます！中にはクリームがぎっしり。なめらかな自家製カスタードクリームは、重すぎずいくらでも食べられそうです。
閉店後にもパンを買える？フードロスへの取り組み
お店では夕方に商品が売り切れることもありますが、天候や陳列などの理由から商品が売れ残ってしまうこともあるそう。
縁道では2024年1月からフードロス削減のため、売れ残ったパンを割引価格で販売する取り組みをしています。
横浜市営地下鉄ブルーライン関内駅の「SDGsステーション横浜関内」にあるロッカー型自販機でパンを販売。
今のところ商品は、月曜日から金曜日の午後8時頃までに補充されているそう。
店舗同様こちらの商品も人気で、すぐに完売してしまうのだとか。無駄をなくそうとする取り組みに、おいしいパンを買うことで協力できるのはうれしいですね。
縁道の店頭で、閉店後の関内駅で、「縁道」のパンをぜひ味わってみてください。
縁道（えんみち）パン
住所：神奈川県横浜市中区相生町3丁目63
アクセス：横浜市営地下鉄ブルーライン、JR根岸線「関内駅」から徒歩約5分
みなとみらい線「馬車道駅」から徒歩約5分
TEL：045-225-9107
営業時間：8:30～20:00（パンがなくなり次第終了）
定休日：日曜日
