大人気のパン屋さん!元町・中華街の「MARINE BAKERY」

みなとみらい線「元町・中華街」駅から、徒歩3分。MEGAドンキ新山下店の前に建つ、蔦が印象的な味のあるビルの1階にある「MARINE BAKERY」。

中区の中でもパン屋さんが多い元町や石川町周辺エリアで、多数のメディアに登場するなど、人気のお店です。

今回は元町・中華街で人気のベーカリー&カフェ、「MARINE BAKERY」を紹介していきます!

MARINE BAKERYってどんなお店?

「MARINE BAKERY」は、2019年12月にオープンした比較的新しいパン屋さん。

「元町・中華街」駅から、海に向かって歩いた、交差点の角にあります。周辺にはMEGAドンキ新山下店、2022年8月に紹介した紅茶専門店「ラ・テイエール」があります。

オーナーの佐々木正治さんは、元町出身。ポンパドウルやメゾンカイザーなど、名だたるパン屋さんで修行を積み独立。「元町・中華街」駅からほど近い、新山下に「MARINE BAKERY」をオープン。

「フランスを感じることができるパン屋さん」をコンセプトに、フランスの昔ながらの伝統的な製法をメインに、50~60種類のパンを製造・販売しています。

材料には自然由来の食材や無添加、もしくは添加物が少なめのものを使用。発酵には、ルヴァン種やサワー種をパンによって使い分けるなど、おいしさだけでなく食の安全へのこだわりも感じられます。

ガラス張りの外観なので、どんなパンがあるのか外からも見えるのがうれしいですね。

中に入ると焼きたてのパンのいい香りとたくさんのパンが視界に入ってきます。南フランスのパン屋さんのようなかわいいお店とカフェのインテリアに、ちょっとした旅行気分も味わえそうですね。

バリエーションが豊富な横濱エッグタルトが評判

パンが出そろうのはだいたい午前11時から12時ごろ。この時間帯に行くと多くのパンと出会える確立が高いそうです。

シンプルな食パンやバケット、スイーツ系、お惣菜パンまで豊富なラインナップ。どれもおいしそうで迷ってしまい、実際悩まれているお客さんもいらっしゃいました。

「MARINE BAKERY」の一番人気は横濱エッグタルト。平日は200個、休日は400個、 多い日は500個売り上げるほど人気の商品です

横濱エッグタルトのタルト生地はポルトガル式を採用。幾重にも重ねたパイ生地は、食べたらサクサクの食感。

ポルトガル式エッグタルトとは

ポルトガルのお菓子「パステル・デ・ナタ」に独自の工夫を加えたレシピ。層状のパイ生地を用いる。香港など中国・広東省周辺ではクッキー地のエッグタルトもある。

Wikipeadia

「MARINE BAKERY」のこだわりはパイ生地をたてに重ねていること。通常のエッグタルトはパイ生地を横にした状態で作られるものが中心ですが、「MARINE BAKERY」はパイ生地にたての層を作ることで油が溜まらず、より軽い食感が楽しめるようになっているとのこと。

ひとつひとつを手作業でつくられるパイ生地が絶品と評判です。エッグタルトはカスタード味以外にもシナモン、キャラメルポワール、さつまいもメープルバター、ショコラなど味のバリエーションも豊富。

取材時は季節限定品としていちご味もありました。味のバリエーションが豊富なのもうれしいですね。

せっかくお店に来たので、「MARINE BAKERY」のこだわりのパンを買い、カフェでいただいてみることにしました。

カフェで優雅なひととき

カフェスペースの座席数は店内6席、テラス10席の全16席。「MARINE BAKERY」に来られる方はテイクアウトの方が多めですが、店内でも食べられますよ。

今回「MARINE BAKERY」で買ったパンは次の通り。

  • 横濱エッグタルト
  • 横濱エッグタルト・キャラメルポワール
  • 生ドーナツ きび
  • 生ドーナツ シナモン
  • クロワッサン・オ・ブール
  • ラタトゥイユ風カリーフランク
  • ハートのチョコバケット プチ

カフェでいただいたのは、大定番のクロワッサン・オ・ブール。

レジ袋は有料。ロゴがかわいいです。

コーヒーや紅茶だけでなく、ノンカフェインのルイボスティーや有機のほうじ茶もあるカフェのドリンク類は、充実しています。この日は寒かったので、カフェラテを選択。

すごしやすい季節ならテラス席も気持ちよさそうですね。

ひざ掛けも用意されています。

せっかくなので、店内にあるバルミューダのオーブントースターであたためてみました。

使い方も書いてあるので、安心です。

外側のサクサクの食感と中のフワっとした食感がたまりません。シンプルなパンの中でも濃厚なバターの風味と上品さを感じる味。カフェラテとの相性も抜群です。食べているだけでパリにいるような気分になりました。

残りはテイクアウトし、さっそくおやつに人気NO.1の横濱エッグタルトを食べてみました。

プレーンとキャラメルポワール

オーナーの佐々木さんが「タルトの裏もぜひ見てください」とおっしゃっていたので、ひっくり返してみました。

タルト生地の裏側をまじまじと見たことはありませんでしたが、「これは美しい」と思わず言ってしまいました。こだわりのたての層は焼きあがるとこんな風になるんですね。

パイ生地というとバターを豊富に使っているイメージがあり、冷めるとちょっと油っこくなるのかな?と思ったのですが、そこまでバターの油を感じません。

「たてにパイ生地を重ねることで、生地から油分が抜けるようになっています。パイ生地はたてに重ねる方が、よりおいしく感じられるんですよ。」と佐々木さんがおっしゃっていた理由もよくわかります。

とにかくパイがおいしい。カスタードの甘さと合わさった時のおいしさが半端な~いって感じです。

カスタードには北海道産の生クリームとマダガスカル産のバニラビーンズを使用。

香りのよさ甘さのバランスが絶妙。食感の軽さもあり、やみつきになる味。

キャラメルポワールも食べてみました。キャラメルが甘いだけじゃない、複雑な味を表現しています。焦がした感じのするキャラメルの甘苦さとカスタードがピッタリ。ナッツとパイの食感の違いも楽しめる、大人の味でした。

横濱エッグタルトは、「MARINE BAKERY」に行ったら、ぜひ食べていただきたいおすすめの一品です。

続いて、ラタトゥイユ風カリーフランク。

見た目はハード系の堅そうなパンを思わせますが、外はパリッと中はフワフワした食感です。

なんと言ってもソーセージがジューシーで、パンチの効いた味。カレー風味のラタトゥイユのあとから来るピリッとした辛さとパンの小麦の甘さが絶妙にマッチ。

ボリューミーなので、ひとつで満足感も得られる一品です。

続いて、ハートのチョコバケット プチ。

見ためのかわいさで、つい買ってしまった一品。

ハード系のパンの中にチョコチップが散りばめられています。ラタトゥユ風カリーフランクと比較するとパンの表面は硬め、中はもっちりとしていて弾力あり。小麦の自然な甘味とチョコチップの相性が抜群です。

噛むほどに小麦の甘さが感じられますよ。表面の粉までおいしい~。

続いて生ドーナッツのきび&シナモン。

パッと見、違いがわかりにくいかもしれません。
 

向かって右がきび、左がシナモンです。

オーナーの佐々木さんによるとブリオッシュの生地で作ったドーナツなのだそう。ブリオッシュの生地のドーナツはめずらしいなぁと思い、買ってみました。冷めてもおいしいですが、トースターで温めてみたところ、フワフワでやわらかい食感に。今まで食べたことのないドーナツに!

ただし、温めすぎると表面にかかったきび砂糖やシナモンが溶けてしまうので、注意が必要です。

ブリオッシュ生地はバターと卵がたっぷり入っているリッチな配合の生地なので、胃腸弱めの私にはちょっと重たいかな?と思いましたが、おいしくてつい食べちゃいました。

「MARINE BAKERY」ではメロンパンも販売されていますが、メロンパンにもブリオッシュの生地を採用しているそう。ブリオッシュ生地のメロンパンも、私はあまり聞いたことがありませんでした。

「おいしいパンを提供したい」という、オーナー・佐々木さんのこだわりが感じられますよね。

ハード系のバケットから定番の食パン、スイーツ系やお惣菜パンなど、パンの種類も豊富な「MARINE BAKERY」。サンドイッチやシフォンケーキなどもありますよ。

元町・中華街周辺をお散歩される際はぜひ、「MARINE BAKERY」でパンを買ってみては?イートインするもよし、テイクアウトして山下公園やみなとの見える丘公園で食べるもよしですよ。

今度のお休みには、お散歩がてら「MARINE BAKERY」を訪ねてみてくださいね。

MARINE BAKERY
住所:神奈川県横浜市中区新山下1-2-1
アクセス:みなとみらい線「元町・中華街」駅5番出口徒歩3分
JR根岸線・京浜東北線「石川町」駅徒歩15分
TEL:045-264-4951
営業時間:10:00~19:00
定休日毎週 月・火曜日(祝日の時は翌日休み)
Instagram : @marine_bakery121
※新型コロナウィルス感染拡大等により営業時間等が記載と異なる場合があります。
※価格は2022年12月の取材時のものです。変更になっている場合がありますので、最新の価格はHP等でご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。