町で見かける食べ物屋さんの列。
一歩一歩お店に近づくにつれて、自分の番が今か今かとソワソワしちゃいます。
もうすぐお望みの食べ物にありつけるあの感覚もなかなか良いものですよね。
今回は、上大岡駅徒歩5分とんかつ「蒼樹(そうき)」をご紹介いたします。
「蒼樹」は、上大岡駅から近い慰霊堂入り口の突き当りにあります。
あたりを見回しても列をなしているお店はなくその存在感はバッチリです。
「あれ?今日は何を食べに来たんだっけ?」とおもってしまうほどスタイリッシュな外観からは、正直とんかつ屋さんを想像しにくいほどです。
伺った日が、平日のラストオーダー直前でしたが、運良く“とんかつ”をいただくことができました。
カウンター越しに見える“とんかつ”の仕上がり
2021年12月にオープンした「蒼樹」は、カウンター越しにお料理の様子を目にすることができるスタイル。
「三たて」をモットーにしており、切りたて、揚げたて、炊きたてを提供しているとのこと。これだけでなんだか特別感が漂います。
メニューも、メインで提供する豚肉から米などの食材までご主人である守屋さんの情熱が込められています。
コースのように堪能する贅沢さ
「蒼樹」のシンボルマークが入ったお箸でいただくのは、豚汁とお漬物。
豚汁とキャベツはお代わり自由とお聞きし、さっそく贅沢時間のスタートです。
徐々にメインの“とんかつへと”と向かうのは、まるで和食のコースをいただくような感覚です。
ご主人は「蒼樹」をオープンする以前より、和食業界で活躍されていたとのこと。
その経験が今に活きており、お客様への気遣いからお料理をだすタイミングまで全てに表現されています。さすがとしか言いようがありません。
続いては釜炊きご飯の登場。これには、「おお~」と声を出してしまいました。
白米の蒸らし時間、砂が落ちるまでのひと時ですでに顔がほころんでしまいます。
蓋を開けた瞬間にたちのぼる蒸気。その後に見える真っ白でホカホカのご飯はもう感動ものです。
今回使用されているお米は、山形県産「雪若丸」といった品種だそうです。
ひとくちいただいてみると、粒も大きくお米の甘みが舌の上に広がります。
ご主人と同様、情熱をもったお米屋さんからのさまざまな提案もあり、現在までに数回ほど品種を変えているそうです。
いずれも、蒼樹の“とんかつ”にあうお米であることは間違いありません。
ほぼ同時に運ばれてきた“とんかつ”には、特徴の違う2種のお塩でいただくのがオススメとのことです。花藻塩はしっとりと粗塩タイプ、ヒマラヤ岩塩は塩味が強く特に肉料理に適しています。
三たてで仕上がった一皿
サクッサクの黄金色の衣に包まれた“ロースかつ”をカウンター越しから受け取ります。
驚くほど柔らかで豚肉の脂身も甘く、添えられたライムとお塩の相性も抜群です。
あまりのおいしさなのでゆっくりと堪能しながらいただきましたが、時間が経ってもお肉が硬くなりません。
これはご主人が惚れ込んだ“林SPFポーク”だからこそ、味わえるのだなと実感しました。
「蒼樹」の“とんかつ”ファンが多い理由が分かりました。
ぜひ一度訪れて、“白米”と“とんかつ”の美しい共演をたのしんでみてくださいね。
「蒼樹(そうき)」
住所:神奈川県横浜市港南区大久保1-8-1
アクセス:京浜急行・市営地下鉄「上大岡」徒歩5分
TEL:045-291-2897
営業時間:火~土11:00‐13:30(L.O)
17:00‐19:30(L.O)
日11:00‐13:30(L.O)
定休日:月・木(第2のみ)
※新型コロナウィルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がありま
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