東戸塚には、駅前の西武百貨店や大規模モールの中に、有名なパン屋さんは複数あるのですが、個人で営んでいるパン屋さんは数えられる程度しかありません。
先日、いつもの通りを自転車で疾走していたところ、かわいらしいお店らしきものを発見!入口には「Tan Tan bakery(タンタンベーカリー)」と書いてあります。
知らぬ間に「パン屋さん」がオープンしているではありませんか!
家路へ向かう途中でしたが、とても気になったので行ってきました。
東戸塚に新しいパン屋さんができました!
場所は戸塚区川上町。東戸塚駅から戸塚駅方面へ向かう、大きなバス通りに建つマンション「シーアイマンション」の一階部分にあります。近隣に駐車場などがありませんので、車で立ち寄りの際は、少し注意が必要です。
「Tan Tan bakery」さんは、10月下旬にオープンしたばかりとのことで、お店の入口には開店祝いの花が飾られていました。
木の扉を開けると、白い壁の空間に甘いパンの香り。
「素朴」「やさしい」そんな言葉が似合いそうな店内です。
台にはまあるいパンが並んでいます。
東戸塚に暮らす、ママさんオーナーの思いの詰まったパン屋さん
店主さんは京都ご出身、このご近所にお住まいのママさんオーナーさんです。お子さんもうちの子どもと学年が近く、とても親近感が湧きます。
「京都って街のパン屋さんが多くあって、小さい頃からパン屋さんのパンを食べて育ってきたんですね。家族と東戸塚に引っ越してきたとき、こんなに住む人が多いのに、街のパン屋が少ないのが不思議で、ここにパン屋あったらよいのになあという漠然とした気持ちを持っていたんですよ」
「そんな風に思いながら、子どもに手がかからなくなってきて、今は人生100年時代でしょう? 子どもが巣立った時も主人とながく営めるようなお店を持ちたい、それって今なんじゃないかと思ってオープンしたのですよ」
と、優しい口調でお話しする姿に、お母さんらしい優しさに垣間見る、思いの強さと思い切りのよさに、なんだか感心してしまいました。
「国産小麦100%、無添加生地、焼きたてパン」と、もうひとつのこだわり
北海道産の100%の国産小麦と生イーストを使用しているそうです。生イーストは温度管理などの取り扱いに気を使いますが、イースト独特の匂いが少なく、材料の味や香りを活かしながら、ふんわりした焼き上がりのパンとなるそうです。
そしてもうひとつ、
「素朴で毎日食べてもらえるパン」をコンセプトにお店づくりをされています。
店主さんとの会話中も、ご年配の方から小さなお子さん連れの方、たくさんのお客さんがパンをお買い物しに来ており、とてもにぎやかでした。自分の住んでいる街に、いつ行ってもホッとするお店があるって、うれしいことですね。
手前から時計回りに、フロマージュ、ゴマ香る大葉ハムロール、焼きカレーパン、おやき(高菜)、くりあんぱん、アップルパイを購入。ひとつ200円前後です。
やさしい小麦の風味とふわふわでもちもち食感のある、食べ応えのあるパンでした。
「いつも来てくださるお客様と会話をしながら商品開発をしたい」
「お客様と一緒に成長する、街に根付いたパン屋さんでありたい」
今回は、オーナーさんの思いの詰まった、東戸塚の新しいお店をご紹介させていただきました。
ごちそうさまでした。
Tan Tan bakery(タンタンベーカリー)
住所:神奈川県横浜市戸塚区川上町427
アクセス:JR横須賀線 東戸塚駅東口より徒歩15分またはバス「前田ハイツ前」下車1分
営業時間:10:00-16:00(土曜日は20:00)
定休日 : 月・木・日