皆さんは、日本大通りから徒歩3分ほどの場所にあるシルクセンターをご存知ですか?
横浜の昭和の古き良きたたずまいを、今もなお残すシルクセンターの建物。
その地下1階に、昭和レトロの世界そのままを体感できる喫茶店があるんです。
その名も、純喫茶田園(でんえん)さん。
純喫茶と言う名称自体も、最近はほとんど耳にしませんよね!
最近は若い世代にも人気のある「エモい昭和レトロ」の雰囲気いっぱいの喫茶店、純喫茶田園さんでのランチタイムをご紹介いたしますね。
シルクセンタービルの地下一階に
みなとみらい線日本大通り駅から徒歩3分ほど歩くと、大桟橋の入り口の景色が開けた場所にたどり着きます。
こちら「開港広場」は日米和親条約締結の地として有名な歴史あるスポット。
古き良き横浜の港の風情が残る雰囲気があることから、よくドラマの撮影に利用されていたりするんですよ。
その目の前にそびえ立つ大きなビルが「シルクセンタービル」。
横浜の開港当時、シルクの貿易が盛んだったことから建てられた、歴史と由緒のある施設です。
50年以上前の建設当時から変わらない風情を残した古き良きこのビル。最近は雰囲気ある昭和レトロのビルをめぐるテレビ番組でも特集されました。
この地下1階に、ぜひ足を運んでみてください。
フロアの奥に、ひっそりと粋な看板を出して営業しているのが純喫茶田園さんです。
その入り口は、まるで昭和のドラマや映画に出てくるようなエモい雰囲気がいっぱい。
ブラウンの扉の真ん中のガラス部分に直接店名が入っているのも、今ではとても珍しい光景ですよね!
入り口前には、コーヒーなどの喫茶メニューやアルコールメニュー、トーストなどを中心にした軽食メニューが掲示されています。
最近になってこちらの「日替わりセット」が始まり、750円で手づくりランチが食べることができるようになりました。
昭和の雰囲気いっぱいのインテリア
それでは、田園さんの店内に入ってみましょう!
扉を開けるとまず驚くのが、入り口近くにある大きな絵画と、重厚感あふれる内装の雰囲気。
かなりクラシックで豪華な装飾がなされているのに、まず驚きます。
その先の喫茶フロアの入り口には、様々な雑誌や読み物が置かれており、グリーンの合皮のソファや椅子がまさに古き良き日本の喫茶店のムード。
壁にはたくさんの絵画が飾られ、時計やクラシックな間接照明が昭和レトロの雰囲気を今も伝え続けています。
食事をするテーブルと椅子はこのように1列に並べられており、フロアにはこれが2列配置。
古き良き雰囲気の中、なぜだかとても癒されてしまう不思議な空間が広がり、ランチ時になるとシルクセンタービルや周辺から多くの会社員や観光客が集まってきます。
ヘルシーでおいしい日替わりセット
私は今回、田園さんの人気の日替わりセットをいただきに訪れました。
春雨と牛肉と野菜の炒め物…750円
物価がかなり上がって、ランチ料金も2,000円近くになってしまうこともある昨今、小鉢やお味噌汁がついて、このお値段とは嬉しい限りですよね。
手づくりのあたたかいこのランチを求めて、お昼時には田園の席はほぼ満席になります。
春雨と牛肉と野菜の炒め物は、食欲がない時でもツルツルと美味しく食べれてしまいます。
春雨はヘルシーですし、ダイエット中でも気兼ねなく食べられるのが嬉しいですよね!
お肉や野菜もバランスよくとれるのも魅力です。
また、つけ合わせの小鉢は、このようにていねいに作られた煮物。
柔らかく煮つけられた手づくりの家庭の味に、何だかほっこりとした気分でランチのひとときを過ごすことができます。
ここ日本大通り周辺では、観光客向けのお店が多い中、このように手づくりの和食ランチをいただくことができるのも田園さんならでは。
豆から挽いたコーヒー!テイクアウトも
田園さんでは、店内で豆から挽いたコーヒーを250円で気軽に飲むことができるのも魅力。
このように、テイクアウト用のカップで提供してくださるので、ランチ後急いで職場に戻らなくてはならない時など、持ち帰ることができてとても重宝なんです。
また、ランチ時以外でも、職場の会議や観光でのカフェタイムに多くの人が利用しています。
ランチ後のおいしいコーヒーを味わいながら、古き良き横浜の歴史や昭和レトロの雰囲気を、今日ものんびりと楽しむことができました。
みなさんも日本大通りにいらしたら、ぜひ純喫茶田園さんでおいしいランチをいただいて、昭和の喫茶店時間を楽しんでみてくださいね!
純喫茶 田園
住所:神奈川県横浜市中区山下町1番地 シルクセンター地下1階
TEL:045-319-4033
アクセス:みなとみらい線「日本大通り」から徒歩約3分
営業時間:9:00~17:00(L.O.16:45)
定休日:土曜日、日曜日、祝日