夏休み前、一足早いお祭りはいかが?見所満載!神奈川駅「洲崎大神のお祭り」

みなさん、梅雨の風物詩と聞いて思い出すものは何ですか?

紫陽花や長雨を連想する方も多いかもしれませんが、我が家が思い出すのは、神奈川区で毎年開催される「洲崎大神のお祭り」。

1度参加すると、その魅力・楽しさから毎年参加したくなってしまう「地元愛がつまった」歴史あるお祭り。

梅雨時のじめじめとした気分を爽快に吹き飛ばす、活気に満ちた盛大なお祭りなんです!

今回は「洲崎大神のお祭り」の魅力をご紹介していきます!

アクセス抜群!!神奈川区が誇る最高のお祭り♪

最寄り駅は京浜急行「神奈川駅」下車後徒歩1分、横浜市営バスなら「青木橋」下車後2分。

横浜駅からも徒歩15分ほどで行けるというアクセスのよさ。

「宮前商店街」というアーケードの中でお祭りが開催されます。

ちなみに、この通りは旧東海道神奈川宿にあたり、江戸時代には街道を行き交う人々で大変にぎわっていたそうです。

かの有名な浮世絵師・安藤(歌川)広重の「東海道五十三次」にも神奈川宿が描かれています。

現在でいう青木橋付近で台町方面を描いたそうです。

とっても歴史ある通りなんです。

普段はどちらかというと閑静な住宅街なのですが、お祭りの日になると…

このにぎわい!!普段とのギャップに驚かれる方も多いはず。

それだけ多くの方が「洲崎大神のお祭り」に魅力を感じ、お祭りを楽しみに足を運んでいるのです。

実は我が家もその1人。子どもたちは夏休み前に開催される一足早いお祭りが大好き!

「洲崎大神のお祭り」のおかげで、我が家はわくわくした気分のまま6月を迎えることができています(笑)。

我が家のように、このお祭りを「励み」にしている人たちも多いのでは?

お祭りの開催日は毎年6月6日以降の金・土・日曜日!2022年は6月11・12日!

お祭りが開催されるのは、毎年6月6日以降の金・土・日曜日。

2022年はコロナの影響もあって、屋台が出る縁日が開催されたのは6月11日(土)・12日(日)の2日間でした。

  • 10日(金)は洲崎大神で例祭が執り行われましたが、屋台の出店はなし
  • 11日(土)は屋台の出店あり、16時から青木町の山車運行、18時から洲崎大神にて囃子(はやし)会が開催
  • 12日(日)は屋台の出店あり、朝8時~18時洲崎大神のお神輿巡行(提灯祭)、15時30分から青木町の山車運行、18時から洲崎大神にて落語会が開催

屋台が出るお祭りは、なんと3年ぶり!!

だからこそ、久々のお祭りに心踊った方も多かったはず。

実際、お祭りに参加している方は、みんなとびきりの「笑顔」!

お祭りを運営している方も、屋台の方も、お客さんも、みんなうれしそう!!

「よっ!待ってました」という声が聞こえてきそうなくらい、活気に満ちていました。

お祭りを行えるうれしさがあふれ出ている…まさにそんな雰囲気。

そんな瞬間を味わえて、とっても幸せ!!やっぱり、お祭りって最高ですね~!!

ちなみに、屋台が開き始めるのは、だいたい10時過ぎから。

飲食系の屋台は11時過ぎくらいから準備が整い始めた印象です。

小さな子連れで出掛けるなら、午前中がオススメ。

午前中ならあまり並ばずにゲームを楽しめたり、ごはんをゲットできちゃいます。

しかし、午後からは人であふれます。前も後ろも人だらけ!!

そして、山車が屋台の間を練り歩く15時30分~17時くらいのにぎわいはすごい。

あえてそのにぎわいを楽しみたいなら、電気が灯った屋台の雰囲気を味わいたいなら、午後からの参加がオススメ!

一気にお祭り気分を堪能できてしまいます!

また、屋台をメインに楽しむなら土曜日、お神輿や山車の迫力もあわせて楽しみたいなら日曜日に行くのがオススメ!

日曜日は人手も多いですが、お神輿や山車の巡行は一見の価値あり!

お祭りの醍醐味を肌で感じられますし、その迫力をぜひ体感してみて欲しいと思います。

ちなみに、朝8時に出発するお神輿の順路はおおよそこんな感じ。

  • 青木町、幸ヶ谷、栄町
  • 桐畑、旭ヶ丘、広台太田町、反町
  • 上反町、高島台、泉町、松ヶ丘
  • 松本町、栗田谷南
  • ガーデン山、栗田谷北
  • 松本上町、三ッ沢エリア
  • 北軽井沢、沢渡、
  • 台町、鶴屋町、軽井沢

毎年微妙に順路は変わるそうですが、1日かけてなんと、37箇所も回るそう!

1箇所1箇所丁寧にお払いを行い、それに対して氏子さんたちが手を合わせる。

そんな神聖な雰囲気を味わうことができ、なんとも貴重な体験。

お神輿の巡行を追うと、各町内会が持っているお神輿や山車に出会うことができますよ~。

迫力がすごい!青木町の山車は必見!!

お祭りの見所は、なんと言っても「青木町の山車」!

屋台の間スレスレを、大きな山車が通るんです。この迫力は絶対に体感すべき!

この山車は昭和30年(1955年)に作られたものだそうで、67年に渡って歴史を刻みながら、毎年お祭りを盛り上げてくれています。

とても67年経っているとは思えないほど、荘厳で美しい。

何十年にも渡って、青木町の方々がこの山車を大切に想い、歴史を紡いでいる証拠ですね。

本当に素晴らしい。

こちらの山車の上に鎮座されているのが、「天照大神」。

写真では山車の上に鎮座されていますが、なんと手動のレバーを回せば、山車の中にしまえる仕掛けとなっているそう。

光栄なことに、ちょうど天照大神がお姿を現す瞬間に立ち会うことができました!

手動のレバーを回すと山車から天照大神のお姿が!!

そのお姿に思わず「おおっ~!!」と声が出てしまいました。

古(いにしえ)の匠の技と、それを今に引き継ぐ街の方々の熱い想いがしっかりと刻まれています。

山車は商店街の中央あたりに飾られていますが、運行時間になると、子どもたちが山車の縄を引きながら、縁日の道を練り歩きます。

例年だと子どもたちが威勢よく「わっしょい!!」と綱を引くのですが、コロナが終息していないこともあり、掛け声はあえて控えめに。

事前に子どもたちの声を収録した音声をスピーカーで流すという「工夫」をしていました。

また、大勢の方が触る山車は消毒するなど、細やかな感染対策が随所にとられていました。

山車は商店街の中央から国道方面へ、国道手前でUターンし、今度は青木橋方面へ。

そして中央へ戻ってきます。

天照大神が電線に引っ掛かりそうなところになると、山車に乗っている方が電線を木の棒で持ち上げています!

他のお祭りではあまり見られない光景のため、ある意味貴重な見所と言えるかもしれません。

商店街中央を走行している姿も迫力があって、かっこいいのですが、個人的に感動したのは、山車がUターンする瞬間。

あの細い道路で大人たちが息をあわせて「せーの!」という掛け声ひとつで見事に山車を回転させるんです。

その豪快なUターンはちょっとした見所だと思います!

鉄で補強された大きな車輪の音、重量のある山車を巧みに操る大人たちの勇姿は、それはもう、めちゃくちゃカッコイイ!

思わず「うおーっ!!」と声を上げ、大興奮!

大技を成し遂げた背中へ、自然と拍手を送っていました。

ぜひ、山車の走行は端まで見てみてくださいね♪

そして感動したことがもう1つ。それは山車を引く子どもたちの笑顔。

みんなキラキラして、とってもうれしそうなんです!

コロナで、色んなことを我慢してきた子どもたち…。

久しぶりの「楽しい日」を満喫している姿がとっても印象的でした。

その表情を見て、お祭りが開催されて本当に良かった、そしてお祭りを開催する決断をしてくださった街の方へ、心から感謝の気持ちが湧きました。

山車を引いた思い出は、子どもたちにとってかけがえのない経験。

それは自分たちの街に愛着や誇りを持つきっかけにもなり、何より楽しかったという記憶が心に宿る。

ステキな経験になったことでしょう。

洲崎大神のお祭りの歴史について

ここで、洲崎大神の歴史についてご紹介しておきたいと思います。

歴史を知ることで、より一層お祭りを楽しむことができますよ~。

「洲崎大神」は1191年に創建された神社。なんとあの有名な「源頼朝」によって創建された神社なんです。

頼朝は石橋山合戦に敗れた際に、安房(現在の千葉県)に逃れます。

その際に安房洲崎にある安房神社で再起を祈願し、その後鎌倉幕府を開くことがきました。

頼朝はその恩を忘れず、青木町に分祀(ぶんし・本宮である安房神社の神霊を分けること)を行い、創建されたのが宮前商店街にある「洲崎大神」だそうです。

由緒ある、歴史ある神社なんですね~。

かつて神社前の道は海になっていたため、お神輿を神社前の海に担ぎ入れることで、安房神社の御本霊と海上で出会えるようにという意味をこめて祭事を行っていたそうです。

しかし、海上の埋め立てが進んだことにより、1930年頃からはお神輿を海に入れることはなくなりました。

そして、形式は変わったものの、今もなおその祭事が「御濱下り祭」として継承されているわけです。

青木町の山車も、天照大神を本宮である安房神社へ里帰りさせる意味があるそうです。

ちなみに青木町の名前の由来は、この神社にあった御神木の檍(あわき)の名前が訛ってつけられたと一説も残っているそうですよ。

お祭を支える影の「主役」

洲崎大神のお祭りに欠かせないのが、町内会のみなさんの存在。

みなさんの協力無しに、お祭りは成立しません。

お祭りがこんなにも盛大、かつ安心安全に執り行われているのは、神社の方、町内会の方のおかげなんです。

特に今年のお祭りの開催は、入念な準備や覚悟が必要だったと思うので、例年以上に大変だったはず…。

そこで、今年のお祭りについて、青木町の町内会長・飯田良春さん(写真・右)と、祭例委員長・今井進さん(写真・左)にお話をうかがってきました。

「コロナの前と後で変わったことはいろいろあります。洲崎神社からのガイドライン、屋台の協同組合のガイドライン等をお互いに尊重し、できる事を実施したと思います。例えば…」

  • 屋台同士の距離を保つために、70軒にした(例年は150軒ほど)
  • 屋台が出る縁日を土日のみにした(例年は金土日)
  • 山車を引く際の「わっしょい」の掛け声が大声にならにように、あらかじめ録音した音声を使用
  • 多数の方が触る山車は都度消毒
  • 無料のPCR検査場を設置

随所に、お祭を安心安全に開催するための「工夫」が取り入れられているんです。

他にも、屋台の入り口や出口に消毒液が設置されていたり、アルコール販売も控えめ、例年はテーブルとイスが設置される広場がありましたが、密を避けるため設置せず。

「町内会としては、洲崎神社と屋台の団体のかけ渡し的な役割をさせていただきました。屋台の団体も真剣に対応してくれたと思っています」と飯田さん。

お話をお聞きすればするほど、探せば探すほど、お祭りを安全に開催するための努力のあとがたくさん見つかります…。

お祭りを開催するまで、本当に、本当に大変だったことが容易に想像できます。

それと同時に、「今年こそは!」という強い想いが、そこには込められていたように思います。

そして、コロナ後初開催のお祭りだからこそ、見られた「ある光景」について、飯田さんがお話してくださいました。

「山車を引き終わったあとに、子どもたちから自然と『拍手』が出たんだよ。前まではそんなことなかったんだけどね。子どもたちも久しぶりのお祭りで何か感じてくれてたのかな」と。

そう話す飯田さんの表情はどこかうれしそう。

その光景は、青木橋のお祭りがいかに子どもたちにとって「特別」であり、どれ程楽しみだったのかを物語っていると感じました。

そして、それは子どもだけでなく、大人も同じ。

たくさんの人が「この日」を心待ちにしていました。

お祭りの様式は変わったかもしれませんが、お祭りを楽しみにする心、お祭りへの熱い想い、伝統の継承など、お祭りの「人」に関する部分は変わらない。

いや、より一層、その想いは強くなったと言えるかもしれません。

街の方から「お祭り辞めないで、頑張ってやりましょうよ」と声をかけてもらったという飯田さん。

「『お祭り良かったよ!』と言ってもらえることがやりがいにも繋がっているからね!

1番はこの『青木町に住んでいて良かった』と思ってもらえること」

と、にこやかにお話ししてくださった飯田さん、今井さん。

「来てくれる方にはとにかく楽しんでほしい。屋外だし、のびのびした気分でお祭りを楽しんでいってほしいね」

「マナーは守っていただきつつ、たくさん楽しんでいってくださいね!」と笑顔でお話ししてくださいました。

お祭りを運営する方々は、見えない苦労やプレッシャーもたくさんあったことと思います。

しかし、それを微塵も感じさせず、お祭りを楽しみにしている人達のことを優しく思いやっている。

なんて粋な計らい、ステキな心意気なんでしょうか。本当に頭が下がります。

そして、みなさん、本当に親切であたたかい。

お祭りの準備で忙しいはずなのに

  • 声をかけても嫌な顔せず「もっと詳しい人紹介するよ!」と案内してくださったり
  • 突然のインタビューにもかかわらず、快く引き受けてくださったり
  • 終始にこやか神社や街の歴史、お祭りの見所など丁寧にお話ししてくださったり

お祭りのインタビューを通して見えてきたのは、「地元愛」と「お祭りを支える人たちの懐の広さ」。

自分たちの街に誇りを持ち、大切にする工夫を重ねている。

そして、変化や「他」も許容する柔軟さや優しさが、人にも街にも息づいている。

そんなステキな街だということを改めて感じることができました。

楽しくて見所満載の縁日で「非日常」を、ほっこりあたたかい人情で「かけがえのない日常」を感じることができますよ~!

ぜひ、「地元の魅力満載」の洲崎大神のお祭りに参加してみてはいかがでしょうか?

「洲崎大神」
住所:神奈川県横浜市神奈川区青木町5-29
交通:
京浜急行線神奈川駅下車徒歩1分
横浜市営バス「青木橋」下車徒歩2分
JR・相鉄線・横浜市営地下鉄ブルーライン・東急東横線・京浜急行線「横浜駅」下車15分
連絡先:045-441-5081
開催日:毎年6月6日以降の金・土・日曜日
※新型コロナウイルス感染拡大により、開催日が記載と異なる場合がございます。お出掛けの際は事前に開催情報をご確認ください。