”寺家ふるさと村の「四季の家」で、青葉区の地産地消にこだわったお店が並ぶマルシェをたまに開催しているからチェックしてみて!”
そんな耳寄りな情報を聞き、さっそく青葉区の寺家ふるさと村で6月に開催された「JIKEマルシェ」に出かけてみました。
青葉区の農業専用地区・寺家ふるさと村
寺家ふるさと村は、田園環境の保全と地域の活性化のために横浜市が指定した農業専用地区です。
青葉台駅から環状4号をしばらく北上すると、住宅地を抜けて広大な田んぼや畑が広がる寺家エリアがあります。
寺家エリアは青葉区の中でも、米作りをはじめとした農業が盛んな地域であり、この地域に暮らす市民の農業体験やみそ作りなどの加工体験もできる場所となっています。
訪れたのは6月のおわり。
マルシェ会場の裏手に広がっていたのは、田植えがすっかり終わった田んぼの風景です。
思わず、「ここは本当に横浜?」と目を疑ってしまいそうになります。
この田園風景こそが、寺家ふるさと村が最も保全に力を入れ、大切にしている景観なのだとすぐに分かりました。
JIKEマルシェの会場である「四季の家」は、そんな寺家ふるさと村の総合案内所として、農村文化の展示紹介や併設されたレストランでの食事が楽しめる施設です。散策の拠点として多くの方が訪れる場所となっています。
年間を通して自然観察会や工作教室、みそ作り、そば打ちなどの料理教室もおこなわれているとのこと。今度ぜひ参加してみたくなりました。
青葉区産にこだわった農産物や加工品が買えるマルシェ
いつもは自然や農業のパネルを展示している四季の家のホールギャラリーも、マルシェの旗や看板で飾られていて、たくさんの人でにぎわっています。
JIKEマルシェのコンセプトは「青葉区産の旬が集うマルシェ」。
四季の家の館内には、寺家エリアの畑で採れた新鮮な農産物や加工品を売るお店が並んでいました。
早いものがち?!寺家産の絶品とうもろこし
今回、私がJIKEマルシェに出かけた一番の理由は、矢口農園のとうもろこしを買うためです。
実は数年前に、ご縁があり何度か寺家の畑に伺った矢口農園さん。
とうもろこしや枝豆をはじめとした夏野菜をたくさん戴いたのですが、その時のとうもろこしの味がどうしても忘れられなかったのです。
今回矢口農園が出店すると聞き、どうしてもとうもろこしが買いたくてマルシェを訪れたのでした。
時間には余裕をもって出かけたはずだったのに、着いた頃には他の野菜は全て売り切れていて、とうもろこしも残りわずかに。
何とか買えて良かった…!
帰宅後にさっそくいただいたとうもろこしは、一粒一粒の甘さが際立ち、今年も絶品でした。
家族で取り合いになってしまうほどのおいしさ。マルシェで見かけたら、早いもの勝ちなのでどうぞお早めにお買い求めください。
その他にも、寺家エリアで採れた夏野菜やお米などの農産物や、柚子や梅ジャム、ハーブドレッシングなどの加工品が並ぶお店もたくさん出店していました。
生産者の方々と直接会話しながらお買い物ができるのが、マルシェの一番の魅力です。
普段の生活ではなかなか知ることのない、作り手のみなさんのお話が聞けたり、新たなモノの魅力に気づくとても貴重な時間となりました。
地産地消が味わえる屋台とキッチンカー
四季の家の駐車場には、地元青葉区の食材を使用したテイクアウトが楽しめる屋台やキッチンカーが出店していました。
ちょうどお昼の時間で、こちらもたくさんの人でにぎわっています。
青葉区奈良町の工房で作られる本格ドイツ製法のハムやソーセージのお店や、ハーブを使用したグリル野菜が売りのお惣菜のお店、どれもおいしそうです。
自家製シロップのかき氷の販売もあり、とても暑い日だったので行列ができていました。
名店「コマデリ」名物の塩ブタBOXをお昼ごはんに
私もお昼ごはんに、トレードマークの軽トラキッチンカーで地産地消のお弁当を販売しているコマデリさんを利用しました。看板商品である、塩ブタBOXをテイクアウトしてみました。
コマデリは青葉区を中心に、お弁当の移動販売やケータリングを手掛ける地元の有名店です。食材を地元の生産者から直接仕入れ、地元のお野菜にこだわってつくられたお弁当が人気なんだとか。
ひとつひとつ、出来立てを用意してくれるのがコマデリのお弁当のこだわりです。
塩ブタBOXが出来上がるまでの間に、オーナーのこいけさんに少しだけお話を伺いました。
ご自身も各地で開催されるマルシェにはまっているというこいけさん。
JIKEマルシェ以外にも、数多くのマルシェに出店されているとのこと。地産地消の「ロコ弁当」が看板商品のコマデリは、マルシェのコンセプトにぴったり馴染んでいました。
コマデリの軽トラキッチンカーの出店予定は、ホームページやフェイスブックで公開しているそうです。気になった方はぜひチェックしてみてください。
楽しくいろいろなお話をしているうちに、出来立てのお弁当が完成しました。
塩ブタBOXは、神奈川県産の豚肉を瀬谷区にある川口麹店さんの米麹で仕込んだ、自家製塩麹に漬け込みソテーしたお弁当です。
豚肉だけでなく、レタスなどの野菜やお米まで神奈川県産というこだわりのお弁当です。
塩麹に漬け込んだ豚肉はジューシーで柔らかく、今回のお弁当の野菜はJIKEマルシェに出店していた地元の農園の野菜でした。
まさに地産地消のお弁当です。
貴重な味わいに感謝しながら、最後のご飯粒までひと粒も残さずに味わいました。
今後のJIKEマルシェの開催予定は?
今回は寺家ふるさと村で開催されたJIKEマルシェの様子をお届けしました。
JIKEマルシェの今後の開催日程はまだ決まっていませんが、次の開催は秋の予定だそうです。
秋は寺家の田んぼも実りの時期を迎え、春や夏とはまた違う魅力がいっぱいのマルシェになるでしょうね。私も今から楽しみです。
JIKEマルシェの情報は、今後もホームページやインスタグラムで更新されるそうなので、私も定期的にチェックしていこうと思います。
青葉区では、各地で定期的にその地域の魅力が詰まったマルシェが開催されています。
機会があればぜひ足を運んでみてください。
きっと青葉区の新しい魅力がたくさん見つかります。
寺家ふるさと村 四季の家
住所:神奈川県横浜市青葉区寺家町414
TEL:045-962-7414
開館時間:9:00-17:00
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合はその翌日)、夏季、年末年始