添加物は極力使わないというこだわり。踊場の和菓子「おおたけ」

泉区と戸塚区の区境にある踊場駅。(正確な所在地は泉区です)
最近では駅前に大型スーパーもできて以前より活気がある印象です。そんな踊場駅からすぐ、通りを入った住宅地にある和菓子屋さんが今回ご紹介する「おおたけ」さん。カラフルなのぼりが目印です。

お団子やおまんじゅうなどの定番和菓子はもちろん、おこわや水菓子、焼き菓子も売っています。どれもおいしそうで迷ってしまいますね。

あんこの厚みが!

おおたけさんには定番のどら焼きもありますが、今回はちょっと贅沢に栗どら焼きをいただきました。

見た目は少し小ぶりな印象ですが、このあんこの量いかがでしょうか?ずっしり重みがあります。

なかなかこの厚さのどら焼きにはお目にかかれないのではないでしょうか。
そして、大きな栗がぜいたくに丸々一粒入っています。しっとりした皮とつぶあんの甘み、そして栗のアクセントが良いバランスです。

和菓子の定番、お団子2種

どら焼きとならんで子どもたちに人気なのがこちらのお団子。定番のみたらし団子とあん団子です。

みたらしは、やわかいお団子に甘じょっぱいタレがよくからんでいてやみつきになります。こげ目の風味も食欲をそそりますね。
もともとは、こども園でのイベントの際にいただいたことがきっかけで、我が家でお団子といったらおおたけさんのみたらしになりました。シンプルですが甘すぎずしょっぱすぎず、そしてなんと100円でおつりがくるのです!子どもに小銭を持たせて友だちと買いに行ってもらうこともあるくらい、おやつとしてお気に入りの一品です。

そしてこのあん団子。なんと、こしあんとつぶあんが一本で楽しめるのです!
1本に2つですが、持つとずっしりと重みがあり一本でも満足できます。ぜひ、つぶあんとこしあんそれぞれの味をお楽しみくださいね。

いちご大福の魅力とは?

お店でお話を伺ったところ、おすすめの一つとしていちご大福をあげてくださいました。
「フルーツが入っているのが好きな人もいればそうでもない人もいらっしゃる」という奥様のお話を伺いながら、「後者はまさしく私だ」と思っていたのですが、おすすめと聞いて今回初めて試してみることにしました。

外側は真っ白でとてもやわらかいおもちです。

半分に切ってみると、みずみずしいいちごが!中はこしあんと大粒のいちごです。こちらもずっしり重みを感じます。これまでは、正直食わず嫌いで試したことのなかったいちご大福をいただきます。

やわらかいおもちとほんのり甘いこしあん、そして甘酸っぱいいちごがとてもよく合います!恥ずかしながら、この甘酸っぱいいちごを大福に入れる理由を初めて理解できました。こしあんの甘さといちごのフルーティーな味わいをやわらかいおもちがまとめていて本当に最高のバランスでした。

これは奥様がおすすめとおっしゃるのも納得です。私のように、和菓子の中にフルーツが…と敬遠されてきた方には一度お試しいただきたい一品です。

踊場は猫の聖地

踊場という駅の名前を不思議に思う方も少なくないのではいでしょうか?諸説あるようですが、むかしむかし猫たちがこの地で毎晩踊っていたという伝説があり、その名残で“猫の踊場”の名前が残ったそうです。その名の通り、踊場駅をおりると地下鉄の駅周辺には猫のアートや置物がたくさんあります。

おおたけさんにも猫にまつわる商品がいくつかありました。カウンターの上の踊場ねこさぶれーと猫に小判の2種類が目に入ります。今回は、子どもたちが喜びそうな猫の形をしたねこさぶれーを購入しました。

さっくり甘くてとてもおいしいねこさぶれー。ラム酒が入っているのでふわっと上品な香りがします。見た目はとってもかわいい猫ちゃんですが、このラム酒のおかげで大人にも愛されそうなお味です。

今回、おおたけの奥様にお話を伺ったところ、できる限り添加物などの余計なものは入れずに作っていらっしゃるとのことでした。昔ながらの味をそのまま続けていらっしゃるおおたけさん。お近くにお越しの際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

和菓子 おおたけ
住所:神奈川県横浜市戸塚区汲沢2-9-7
アクセス:地下鉄ブルーライン「踊場駅」徒歩約4分
電話:045-881-6299
営業時間:9:30~19:00
定休日:木曜

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。