穏やかな時の流れを感じる街、三ツ沢上町。そんな三ツ沢上町に、子どもから大人までほっと過ごせるベーカリーカフェがあるのをご存知でしょうか。
思わずにっこりしちゃうかわいらしいパンと、居心地の良さが魅力のステキなカフェ。今回は「上町カフェ」について、ご紹介します!
ほっとできる街の憩いのカフェ
三ツ沢上町駅から三ツ沢下町駅方面へ徒歩約2分。スギ薬局やキッチンオリジンを目指してくると分かりやすいです。
大きなテディベアが目印。白や木を基調としたナチュラルな外観。自然と目を惹くステキな店構えで、気軽に立ち寄りやすい雰囲気も◎
店内に入るとパンのいい香り!入り口すぐのところに売り場があり、その奥に厨房、
右手側にカフェが併設されています。
パンはテイクアウトの他、店内併設のカフェや外のテラスで食べることができます。座席は38席もあり、家族連れにうれしいベンチソファータイプ。広々とした店内はベビーカー利用もOK。
テラス席にはリードフックがあり
愛犬と一緒にお茶を楽しめます。
「ついついゆっくりしすぎちゃった!」そんなお客さんが出るほど、店内の居心地は抜群!ゆったりまったり過ごせるのも、上町カフェのいいところ。
そのため、お店には年齢性別問わず、さまざまな方が足を運び、思い思いの時間を過ごしています。
なんと!最近では「じゅん散歩」にも出演され、高田純次さんの軽快なトークと共に「地域に愛されるベーカリーカフェ」として紹介されています!
我が家も上町カフェの大ファン!子どもたちはかわいい動物パンや、ランチパックがお気に入り。また、公園帰りに店内で食べるごほうびアイスやパンダクッキーも楽しみにしています。
上町カフェは小さなお子さんからお年寄りまで、ほっとできる「街の憩いのベーカリーカフェ」なんです。
上町カフェの魅力
では、お店の魅力についてご紹介していきましょう!
上町カフェ名物♪食べる人を笑顔にする動物パン
上町カフェの代名詞といえば、動物パン!子どもから大人まで大人気で、特にお子さん連れは、この動物パンを目当てに来店される方が多いんです。
今日はどの動物パンに会えるかな~?と来店するのも楽しみのひとつ。
思わず笑顔がこぼれるかわいらしさと、素朴で何個でも食べられる優しい味わいが魅力です。
テイクアウトした日には、子どもの笑顔は確定 (笑)。買い物袋から取り出すと「動物パンだ!」と大喜び!「かわいいね~!おいしいね!」と幸せな時間までいただけます。
「また食べたい!買ってきてね!」とお願いされるパンであり、みんなが大好きなパンなんです。
「手に取る人を喜ばせたい」そんな想いのこもった上町カフェの名物、ぜひ味わいに来てほしいです!
「あったらいいな!」が揃うカフェ
上町カフェは、お客さんが「いいね!」と思う工夫がいっぱい!
例えば、パンのバリエーション。レパートリーは200種類ほどあるそうで「お客さんのこんなパンがあったらいいな」に応えてくれます。
そのため、「あれも食べたい、これも食べたい!」と選ぶうちに、トレーはいっぱい!そんな選ぶ楽しさを叶え、訪れるお客さんを飽きさせないのも上町カフェの魅力。
ちなみに、パンが1番多く並ぶのが12時頃。たくさんの種類から選びたい方はその時間帯を狙って訪れてみてくださいね!
他にも、パンのリベイク用に電子レンジやオーブンが設置されていたり
お昼頃にはお弁当が登場!おいしくてボリューミーな上に、お財布にも優しい。
テイクアウト、イートインどちらも可能で「ごはんやパスタも食べたいわ、おかずも一緒に食べられたら…」そんなワガママも叶えてくれる、大満足のランチをいただくことができます!
ドリンクの種類も豊富で、子ども用があるのもうれしい。
デザートに、ソフトクリームやかき氷をオーダーすることもでき
決済手段は現金、各種キャッシュレスにも対応。
さらには、絵本が用意されていたり、Wi-Fiも完備。また、席の予約やパンの取り置きも電話やLINEで受け付けてくださるので、とても便利!
カフェスペースを間借りして、ワークショップや習い事を開催することもできます!(90分1,000円)
ここまで充実しているお店はなかなかありませんよね!「ここで過ごす方が快適に過ごせるように」そんな店長・宝田さんの心意気があふれています。
上町カフェの居心地の良さの秘訣は、こういった細やかな「思いやり」や愛あるお店作りにあるのかもしれません。
街や地域の輪を広げるお店
上町カフェは地域や街の人たちとさまざまな交流をおこなっているお店。
例えば、近隣の小学校の総合学習では、小学生のアイディアを実際のパンにして販売するという取り組みに協力。
2023年に実現した夢のコラボパン「メシカデニッシュ」は大好評!「みんなが卒業したあとも販売するよ!」そう約束を交わした宝田さん。
こういったやり取りからも、宝田さんの穏やかで思いやり深いお人柄が伝わってきますよね。
店内には、宝田さんへの感謝が綴られた、たくさんのメッセージカードが大切に飾られています。
「当時小学生だった子たちが中学生になり、お店でこのパンを見つけると、『あの時の!』と喜んでくれるんです!」と笑顔の宝田さん。
そのうれしそうな表情からも、豊かな関係性が築かれていることが伝わってきます。
その他にも、近隣の学童のおやつとして上町カフェのパンが選ばれていたり、お客さんとのご縁で地元のイベントに出店されたり、近隣のケアプラザや介護施設、学校などへ出張販売をおこなうなど精力的に活動されています。
「喜んでいただけることが、うれしいです。上町カフェのパンのおいしさを知って、ぜひお店にも足を運んでいただけたら!と思っています」と宝田さん。
買い物困窮エリアで困っている、イベントに出店してほしいなど要望があれば、ぜひ気軽に相談してみてくださいね!
地域に根付いたお店になれるように…そんな姿勢は店内にも。街の人やお店を利用する人の交流が深まるようにと、コミュニティボードを設置。現在では、さまざまな地域の情報が共有できるようになっています。
上町カフェは、町内会の集まりやワークショップなど、ベーカリーカフェという垣根を超えた「人が集まれる場」として地域を支えるお店になっています。
お店を通して「場を作り、広げる」。地域に根付いたお店を目指す宝田さんだからこそ成しえる、ステキなお店の在り方だと思います。
上町カフェのはじまり
上町カフェのオープンは2019年10月。店名にもあらわれているように、この三ツ沢上町に欠かせないベーカリーカフェです。
お店のトレードマークでもあるクマは、ウェルカムベアをイメージしてデザイン。結婚式や特別な贈り物としてプレゼントされるテディベアには「永く続く絆」や「歓迎する」という意味が含まれているそう。
「お店に来てくださるお客様を歓迎したい」そんな想いがこめられ、デザインされています。
「ここに来れば知り合いに会えるーそんな地域の方々が集えるベーカリーカフェを作りたい。そう思い、お店を始めました」
上町カフェをオープンする前は、大手外食系企業で勤務していた宝田さん。「このまま定年を迎えるよりも、何か新しいことにチャレンジしてみよう!」と定年を前に一念発起!
「パンは子どもからお年寄りまで喜んでもらえるし、喫茶なら前職の経験も活かせる!」そう考え、58歳で新たなスタートを切りました。
お店を支えているもの
食べる人を笑顔にし、私たちの日々の暮らしにほっこりした時間をプラスしてくれる上町カフェ。そんな上町カフェを支えてきたものについて、お話をうかがいました。
「お店をオープンしてまもなく、コロナの流行が始まりました。緊急事態宣言が出され、外食や外出が難しくなり、学校では運動会や文化祭など子どもたちが楽しみにしていたイベントが次々と中止になっていきました」
「そんな中でも、お店を訪れたお子さんたちが動物パンを見て笑顔になっている様子や、おいしかったと言ってくださる姿が、とてもうれしかった。それを心の支えにしながらお店を続けてきました」
「今後も、地域や街の方に喜んでいただけるようなパンづくり、お店づくりを続け、地域に根差したお店として、裾野を広げていきたいと思っています」と宝田さん。
街の人のために…そんなあたたかい気持ちが、パンにもお店づくりにも接客にもあらわれている。上町カフェが愛される理由は、こういうところにあるのだと感じます。
最後に初来店の方に向けて一言をお願いすると
「気軽にドアを開けて、ぜひお立ち寄りください!ご来店を心よりお待ちしております」と笑顔の宝田さん。
上町カフェは「この街にあってよかった!」と思うベーカリーカフェ。1人でも、大切な人とでも、ゆったりおいしい時間を過ごせるステキなお店です。
街の人へのあたたかい想いがこめられたパンをほおばれば、自然と笑顔や元気をもらえます♪心もお腹もほっと満たしてくれるベーカリーが、今日も私たちの毎日を優しく支えてくれています。
上町カフェ
住所:神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢上町1-5
アクセス:横浜市営地下鉄ブルーライン「三ツ沢上町駅」から徒歩約2分
営業時間:11:00-17:00(月~金)
9:30-17:00(土・日・祝日)
定休日:なし
※臨時休業などは公式Instagramにてお知らせしています
電話番号:045-594-9875
公式Instagram:@kamimachi_cafe