戸塚駅の駅ビル ラピス戸塚1の地下で新鮮な魚が買える鮮魚店!『辰幸』

JR戸塚駅、東口にある駅ビルラピス戸塚。1棟から3棟まである駅ビルです。ラピス戸塚1のキーテナントは戸塚モディですので“モディ”と呼ばれることも多いかと思います。丸井戸塚店がリニューアルされ2007年に開業したショッピングモールです。

書店や衣料品店、スーパーが入っており若者から年配の方まで多くの方で賑わっています。近くに大学もあるので、若者向けの服飾雑貨屋さんなんかもありますし、上階にはレストラン街もあり平日・週末問わず活気がある駅ビルです。

さて、近年、街中ではなかなか鮮魚店を見かけなくなってしまいましたが、今回は前掛けをつけた店主がいる“ザ・魚屋さん”と言っても過言ではない鮮魚店『辰幸』さんをご紹介したいと思います。昭和50年代に創業し、戸塚で新鮮なお魚を提供している老舗だそうです。

こんなところに魚屋さん?

戸塚モディは10:30開店なのですが、開店前から入口には既にオープン待ちの列ができています。
駅ビルの地下フロアにはスーパーやパン屋さん、ドラッグストアもあります。その一角に、なんと鮮魚店があるのです!まさか駅ビルに鮮魚店があるとは思わず、初めて伺った際は少し驚いてしまいました。地下鉄の改札から出て、そのまま地下を通って入る入口からは、ぐるっと裏手にまわった場所にあるので、なかなか気づきにくいのですが常にお客さんが入っています。

入店すると威勢のいい呼びかけが聞こえてきます。旬の魚介をはじめ、スーパーではあまり見かけないような珍しい魚や部位が売られています。カニや芝エビなど、普段行くスーパーでは売られていないので物珍しさもありワクワクします。

名前がわからない魚も”鮮魚”として販売されているので、勇気がある方は新たな発見もできてしまうかも!?私は以前、“鮮魚”と書かれた魚を購入し、写真を撮って検索できるアプリで調べ、ちょっとした冒険をしたことがあります。ミシマオコゼという名前の初めて出会うお魚でしたが、おいしくいただきました。

ワンコインでお釣りが!

先日お買い物に行った際には、なんとタラの切り身が1パック50円という破格の安さで売られており、思わず2パック購入してしまいました。

そして我が家のマストバイは、アジの干物です。大きなアジが2尾入っていて、380円とリーズナブルなのです。

脂が乗った肉厚な身と、ほど良い塩味が最高でご飯が進みます。アジの干物だけを買いに伺うこともあるくらいおすすめです。
辰幸さんは、店内で捌いたり処理をお願いすることはできないそうですが、その分価格で頑張っていらっしゃるようです。取材に伺った際も、「店内で調理は承れないのは申し訳ない。小さな店舗は、色々厳しいけれどお客さんにいいものをより安く提供したい。」と店主がお話ししてくださいました。

鮮魚以外の商品も豊富です

鮮魚はもちろん、じゃこ天などの練り物やひじき、ワカメ,そしてお刺身もあります。
四国以外のスーパーではあまり見かけないと思うのですが、いつきても大抵じゃこ天が置いてあります。お魚の風味と味がしっかりしていて食べ応えがあり、子どもたちにも人気です。お刺身もひと切れが大きく、満足度が高いです。

レジ前にはカステラや佃煮、プリンなどの生菓子やスイーツも置いてありますので、レジに並んでいる間についつい手が伸びてしまうかもしれません。

店主はとても気さくで、謎の鮮魚についての説明や、鮮魚のおすすめの食べ方についても聞けばなんでも教えてくれます。その日店頭に出ていたカジカを見て、「俺みたいでしょ?」なんてユーモアたっぷりでお話ししてくださいました。

最近は大きなスーパーに押されて、なかなか厳しいとおっしゃっていました。戸塚に限らず、街中に鮮魚店を見かけることは少なくなってきているのかもしれません。言い換えれば、お客さんとの距離が近く、直接おすすめの食べ方や質問ができる鮮魚店は貴重な存在になってきているということかもしれません。
これからも、地元の方たちに美味しくて新鮮な魚介をいいお値段で提供していただきたいと思います。

普段、お魚はスーパーで購入されているという方も、お近くへお越しの際にはぜひ辰幸さんへ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。なかなか見かけないような魚介類を試してみたり、おすすめの食べ方を聞いてみたり、新たな発見ができるかもしれませんよ。

辰幸
住所:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町10 ラピス戸塚1-B1
アクセス:JR東海道線・横須賀線/横浜市営地下鉄ブルーライン「戸塚駅」から徒歩約1分
TEL:045-861-8123
営業時間:10:00-19:00
定休日:戸塚モディに準ずる

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。