ご褒美パフェで季節のフルーツを楽しむ!馬車道の「水信フルーツパーラー」

みなとみらい線「馬車道」駅に直結した北仲ブリック&ホワイトの一角にある「水信フルーツパーラー」。

横浜の果物屋「水信」が手掛ける、旬のフルーツが味わえるパーラーとして、大人気のお店です。

今回は、ちょっとリッチに、ご褒美に食べたいパフェやスイーツが楽しめる「水信フルーツパーラー」を紹介します!

大正4年創業、横浜を代表する老舗が放つフルーツパーラー

お店の入口

「水信」は大正4年に創業。バナナの加工卸売業からスタートしました。現在は、果実・青果の小売店が神奈川県内に 5 店舗、フルーツパーラー形態のお店が3 店舗あります。

飲食店が多数入った北仲ブリック&ホワイト

「水信」のフルーツパーラーの歴史は、1956年横浜駅西口の相鉄ジョイナスからスタート。長きに渡って愛されてきましたが、諸事情により 2008年に閉店。フルーツパーラー形態の店舗は一時的に休業する形となりました。

フルーツをもっと身近に楽しんでほしいとの思いで、2015年6月にJR桜木町駅前にジュース・スタンドを開店し、2018年3月、桜木町のコレットマーレに「水信フルーツパーラーラボ」として移転 。2020年6月に馬車道の北仲ブリック&ホワイトに「水信フルーツパーラー」、その後、横浜ハンマーヘッドに「水信ブルック&ファクトリー」がオープンしました。

店内の天井がおしゃれ!

「水信フルーツパーラー」「水信フルーツパーラーラボ」「水信ブルック&ファクトリー」と3店舗がフルーツパーラーとして営業していますが、それぞれお店の雰囲気が違うので、その違いを楽しまれるファンの方もいらっしゃるそうです。

デザイナー・水戸岡鋭治氏が手掛ける、高級感あふれるインテリア

北仲ブリック&ホワイトの「水信フルーツパーラー」は、提供されるパフェやスイーツももちろん魅力的ですが、リッチで高級感あふれる店内も印象的。「味・空間・サービスで贅を極めた、他に例がないカフェを横浜に」がコンセプトなのだそう。

細部にわたるこだわりが感じられます

店内のデザインは、デザイナーの水戸岡鋭治さんが手掛けたもの。JR九州のクルーズトレイン「ななつ星」のデザインを担当されたデザイナーといえば、ピンと来る方も多いのではないでしょうか。

ショップスペースがシックです

随所に水戸岡鋭治さんのこだわりが感じられる内装となっています。お店に入ると、ショップスペースのショーケースが目を引きます。フルーツが見える形で冷蔵されていて、それもアートのような印象。そして奥にカフェスペースがあります。

木のぬくもりが感じられるカフェスペース

座席数は全部で34席。カフェスペースはコンパクトな造りですが、優雅にフルーツを楽しみたい方には最適な広さと言えるでしょう。

豪華!のひとこと

高い天井にはステンドグラスがあり、カフェスペースに入った瞬間に、高級なラウンジにいるような、あるいはクルーズトレインに乗っているような気分になりました。床に描かれた絵もひとつひとつ違うので、チェックしてほしいところです。

床を見ているだけでも楽しい

お店の位置は北仲ブリック&ホワイトの角にあって、ガラス張り。ですが、木製の格子があることで、一定のプライバシーが守られる造りとなっています。外から見られるのが恥ずかしいといった方にも配慮されているので、窓際でも安心ですよ。

厳選されたフルーツを満喫!「季節のフルーツパフェ」

「水信フルーツパーラー」のスタッフさんにおすすめのメニューをお聞きしたところ、「季節のフルーツパフェ」がおすすめとのこと。ということで、いただいてみました。

各テーブルに置かれたランチョンマットも1枚1枚違います

パフェが運ばれてくるとスタッフさんが、フルーツの産地や特徴などについて解説してくれます。季節ごとにフルーツが変わるので、その時にしか食べられない一期一会の出会いがありますよ。

イラストがかわいいお品書きはお持ち帰りもOK

この日のフルーツは、シャインマスカット、オレンジ、みかん、いちご、りんご、バナナ、柿、メロン、ラ・フランス、マンゴーと豪華10点盛り!

何と言ってもフルーツのカットが、美しいです。「水信フルーツパーラー」のパティシエの方が、フルーツの配置や構成、グラスの選定まで、こだわって開発。食感や香りなど、さまざまなフルーツの違いを体感できるよう、構成されているそう。

フルーツのカットが美しい

フルーツひとつひとつが、みずみずしく、甘い。どれを食べてもほどよく熟れていてやわらかく、おいしい。塩バニラのアイスクリームのバニラの濃厚さとちょっとソルティーな感じがフルーツの甘さをより引き立てます。

全方向から撮影したくなる

なかのフロマージュブランクリームやマスカルレジェールクリームが、甘さ控えめで、細かくカットされたラ・フランスやみかん、いちごの甘味や酸味とほどよくマッチ。クリームのやわらかさのなかに食感の違うジューシーなフルーツが楽しめる極上のパフェです。

上から見ても芸術的美しさ

ちなみに私はバナナがあまり得意ではないのですが、「水信フルーツパーラー」のバナナは、すごく濃厚なのにほどよい甘さ。少し弾力のある食感は、これまでに食べたことのあるバナナとは全く違う味。このバナナなら毎日食べたい!と思えるほどの味でした。

バナナの加工卸売業からスタートしたこともあって、バナナに対しても並々ならぬこだわりがあるとのこと。台湾のバナナが主流のところ、「水信フルーツパーラー」ではエクアドル産を扱っているのだそうです。

グラスのなかまでフルーツがたっぷり

バナナが得意でない方にもぜひ一度、食べていただきたい味です。まさにフルーツの概念が覆るおいしさ。普段甘いものを食べないという方にも高く評価されているというのもうなずけます。

季節のうつろいと旬のフルーツを味わうなら予約がおすすめ!

持ち帰りもできます

「水信フルーツパーラー」を訪ねるのであれば、予約して行くのがおすすめです。特にティータイムは満席になることが多いとのこと。予約はホームページからでき、数量限定メニューの予約も合わせてできるそうです。

「水信」の広報担当の方にお話しをうかがったところ、現在リニューアルのため、販売休止となっていた大人気の「バナナパウンドケーキ」が、新たに販売になるそう。

カフェとショップで内装の印象が違います

「バナナパウンドケーキ」は横浜ハンマーヘッドの「水信ブルック&ファクトリー」でも販売されていますが、店舗によってレシピが異なるので、それぞれの味の違いも楽しんでいただきたいとのことでした。

パーラーで提供されている紅茶も購入可能

最後に今後の展望についてもお聞きしました。

「自社ファクトリーで製造した加工品なども販売できるよう、パーラーやラボのようなサイズの小型店舗を神奈川県内に展開していくことを計画しています。2023年には、店内でテーブルコーディネイトのイベントを開催し、とても好評でした。そういったイベントにも力をいれていきたいと考えています」

非日常が味わえる空間デザイン

この空間でのテーブルコーディネイトのイベントは、さらに上質なひとときがすごせそうです。

特別な日やご褒美に最適。贅を極めたリッチな空間で、厳選された素材、季節折々の旬のフルーツを味わいに、ぜひ「水信フルーツパーラー」に行ってみてくださいね。

水信フルーツパーラー
住所:神奈川県横浜市中区北仲通5-57-2 KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)1F
アクセス:みなとみらい線・「馬車道」駅(2a出口)直結 徒歩約1分
JR根岸線・京浜東北線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町」駅下車 徒歩約8分
TEL: 045-662-9295
営業時間:11:00 ~ 20:00 (L.O. 19:00)
店休日:年末年始、施設点検日等
ホームページ:https://www.mizunobubrooks.com/fruit-parlor/
Instagram アカウント:mizunobu_fruitparlor
※価格は2023年12月の取材時のものです。販売されている商品や価格は変更になる場合がありますので、最新の情報はHP等をご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。