山下公園周辺でランチやティータイムにおすすめしたいのが、「レ・ザンジュ・ベイ」。お店はKAAT神奈川劇場の裏の通りのビルの一角にあり、1階はケーキや焼き菓子、パンなどを取り扱うパティスリー、2階がカフェとなっています。
今回は、山下町の隠れ家的パティスリー、「レ・ザンジュ・ベイ」の2階にあるカフェ、「ル・モンブラン・カフェ」と1階のショップを紹介していきます！
ル・モンブラン・カフェって？
レ・ザンジュ・ベイは、2019年12月にみなとみらい線「元町・中華街駅」からほど近い、山下町にオープン。「レ・ザンジュ」と言えば、鎌倉や西鎌倉のスイーツのお店を思い浮かべる方も多いことでしょう。あの鎌倉の「レ・ザンジュ」の新しいタイプのお店として、横浜の山下町にやってきました。
2階にあるル・モンブラン・カフェは、2023年3月にリニューアル・オープン。1階のパティスリー・エリアから入り、エレベーターで2階にあがります。リニューアルにあたり、座席数を少し増やしたとのこと。1階にはテラス席もありますよ。
席数はカウンター6席。
テーブル席が30席。
モダンなインテリアは、カフェというよりもレストランやホテルのラウンジを思わせる、ちょっとリッチな内装となっています。
オーディオやシャンデリアなどのインテリアがゴージャス。ゆったりとした空間でお食事やスイーツを楽しめます。
こだわりの素材と季節のフルーツを使ったスイーツ
ル・モンブラン・カフェでは、ランチやカフェのみで提供されているメニュー以外に、1階のパティスリーで販売されているケーキも楽しめます。
レ・ザンジュといえば、厳選した素材を使った焼き菓子やスイーツのお店。取材に伺った時期は2023年10月だったので、秋のフルーツがメイン。栗やぶどう、いちじくなどがプッシュされていました。これから冬にかけてはラフランスやりんごなど、冬のフルーツを使ったスイーツが続々と登場するそうです。
契約している農家さんから仕入れたフルーツのみならず、バターや砂糖、生クリーム、お酒に至るまで、厳選した最高級の材料のみを使うなど、徹底したこだわり。「一年で、一生で、心に残る瞬間を創る」をモットーにスイーツやパンなどを提供しています。
大定番！「しぼりたて源氏山モンブラン」をいざ実食
今回、伺った時間帯がティータイムでしたので、スイーツをいただきました。ル・モンブラン・カフェといえば、大定番の「しぼりたて源氏山モンブラン」。カフェの名前にもなっている代名詞のスイーツです。
1階のパティスリーでも和栗のモンブランが販売されていますが、カフェで提供されているモンブランとは少し違うとのこと。
パティスリーで販売されているモンブランは、ベースがタルト生地なのに対し、カフェで提供されているものは、ベースがメレンゲ生地。ふたつのモンブランを食べ比べてみるのも楽しそうです。
「しぼりたて源氏山モンブラン」をいざ、実食！
ブラックのお皿に振りかけられた粉糖と散りばめられた栗やサブレが絵画のよう。見るからにおいしいに決まっているルックスです。
今期は新栗にこだわり、熊本と愛媛の栗を使用。砂糖はきび砂糖、最高級ラム酒の「ディロン」を使用するなど、素材に対する並々ならぬこだわり。
しぼりたてというだけに、提供される直前にマロンペーストを絞り仕上げているとのことです。
栗のペーストが驚くほど濃厚！栗本来の甘味とほんのり感じるラムの風味がベストマッチです。なかの生クリームも味は濃厚ですが、あっさりとした感じもあります。高脂肪の生クリームときび砂糖を使用していることもあって、重くないのにリッチで深い味わいになっています。
また、モンブランについているサブレがおいしい！バターの味が濃いめでもっと食べたくなります。栗のペーストのなかにある生クリームの食感がふわっと、ベースのメレンゲがサクっとしているので、食感の違いも楽しめますよ。
さらに口直しとして塩こんぶも同時に提供されます。スタッフさんに聞いたところ、好きなタイミングで食べてよいとのこと。
間に塩こんぶを食べることで、栗の甘味やモンブラン全体がより深く味わえました。ぜひ、口直しに塩こんぶを食べつつ、「しぼりたて源氏山モンブラン」を味わってみてください。
スタッフさんおすすめの焼菓子を持ち帰る
ル・モンブラン・カフェのスイーツを堪能したところで、1階のパティスリーのおすすめも気になるところではないでしょうか。
レ・ザンジュ・ベイのオープンから携わっているふたりのスタッフさんに、数あるスイーツや焼き菓子のなかでもおすすめの1品を聞いてみました。おふたりがあげてくださったのが、テイクアウトにもベストな「焼きたてフィナンシェ」と「キャラメルタルト」。
ということで、お土産に買ってみました。
レ・ザンジュ・ベイのパティスリーでは、バラ買いできるのもうれしいポイント。お試し感覚で買えるのがいいですね。
まずは「焼きたてフィナンシェ」を試食。持ち帰るとどうしても冷めてしまうので、「トースターで20秒ほど温めるとおいしいです」とお聞きしたので、やってみました。
温めるとフィナンシェの表面からバターのよい香りがします。表面は少々カリっとしていて、なかはもっちり。生地全体にバターが染み込んでいて濃厚。バターが少し重いかな？と思ったのですが、食感が軽いのでまったく気にならず、これまで食べたフィナンシェとはまったく違って、とにかくおいしい！何個でも食べたくなる味でした。
さすが！レ・ザンジュのお菓子を知り尽くしているスタッフさんのおすすめ。手土産に持って行っても喜ばれそうです。
ちなみに焼きたてフィナンシェの最初の焼き上がり時間は、11時半から12時の間だそうです。ぜひ、この時間帯を狙って、行ってみてください。
続いて、「キャラメルタルト」。
「ちょっとリッチな価格帯ですが、おいしいのでぜひ食べていただきたい」と、スタッフさん。
早速食べてみると、ひと口めからおいしい！キャラメルがトロトロで濃厚。マカダミアナッツにほどよく絡まり、タルトの生地からはバターの風味があふれ出ています。キャラメルとマカダミアナッツ、ベースのタルト生地の3つの異なる食感が絶妙。なんといっても濃厚なキャラメルとバターのパンチに驚きました。
焼きたてフィナンシェ同様、手土産に最適です。日持ちするのも魅力的。これまでこのキャラメルタルトを知らなかったことが、悔やまれる味でした。
他にもおいしそうなスイーツや焼き菓子がたくさんあるので、手土産選びに迷ったら、ぜひスタッフさんに聞いてみてください。
気になるクリスマス限定品はあるの？
カフェのメニューやパティスリーで販売されているケーキや焼き菓子、パンはもちろんおいしいのですが、レ・ザンジュのクリスマス限定品はあるのか。クリスマスケーキはどんなものが出るのか気になるところですよね。
今年のクリスマスケーキのフライヤーが店内に置かれていたので、チェックしてみました。今シーズンのクリスマスケーキは、全部で８種類。純白の生クリームが美しいフレーズノエルとブッシュドノエル。レ・ザンジュといえば、モンブランが代名詞ですが、モンブランももちろんあります。
個人的には、きれいなうえにめずらしい、ピンクのブッシュドノエル ロゼが気になりました。
さらに、オーナメント・クッキー、「プティ・フール・サレ」はクリスマス限定缶を発売。
「プティ・フール・サレ」のクリスマス限定缶がこちら。
文字の色が赤、リボンが赤と緑のクリスマス・カラーになっています。さらに限定の味が入っているとのことで、売り切れ必須。見かけたらぜひ、ゲットしておきたいですね。
クリスマスケーキや限定品も魅力的なレ・ザンジュ・ベイ。1階のパティスリーで、スイーツやパンを買ってテラス席や山下公園で食べるもよし。2階のル・モンブラン・カフェで優雅なティータイムをすごすのもおすすめです。
元町・中華街、山下公園周辺に来た際は、ぜひレ・ザンジュ・ベイとル・モンブラン・カフェに立ち寄ってみてくださいね。
レ・ザンジュ・ベイ/ル・モンブラン・カフェ
住所：神奈川県横浜市中区山下町26-1
アクセス：みなとみらい線「元町・中華街駅」1番出口より徒歩約3分
TEL： 045-225-8497
営業時間：
1階 11:00～19:00
2階 ル・モンブラン・カフェ 11:00～18:00（L.O 17:30）
定休日： 無休
ホームページ https://lesanges-baie.yokohama/
Instagram @lesangesbaie_yamashita
※価格は2023年10月の取材時のものです。販売されている商品や価格は変更になる場合がありますので、最新の情報はHP等をご確認ください。
