年季の入った外観の建物に、温かな明かりが灯っているのが見えます。
建物の前にはキッチンカー、そして入口には「営業中」の文字が。
何のお店かな?と興味をそそられます。
本日ご紹介するのは、地域の交流拠点「ARUNŌ -Yokohama Shinohara-(アルノー ヨコハマ シノハラ)」です。
旧・横浜篠原郵便局の跡地に誕生した「ARUNŌ」
JR横浜線「新横浜駅」篠原口より徒歩約4分。
「ARUNŌ」は、旧・横浜篠原郵便局の跡地に8月10日にグランドオープンしました。
郵便局時代から引き継いだ外観はそのままに、スタイリッシュにリノベーションされた店内が印象的です。
では、さっそく「ARUNŌ」についてご案内していきましょう!
「ARUNŌ」ってどんなところ?
「ARUNŌ」は、地域の食と文化の交流拠点です。
コンセプトは「未知へのマドグチ」。
人との交流や、新しいことへのチャレンジを後押ししてくれる、自分を新しいセカイにつなげてくれる、そんなパワーを秘めた場所です。
最寄り駅である「新横浜駅」は東海道新幹線の停車駅でもあります。
そのため、新幹線乗り場に隣接したJR横浜線の北口改札外には、駅ビルやホテルが建ち並び、飲食店などのお店が豊富です。
一方、「ARUNŌ」のある篠原口を出ると、飲食店がめっきり姿を消します。
そこに、篠原地域の食と文化の交流拠点として作られたのが「ARUNŌ」です。
「もともと『郵便局』という地域に密接した場所であったからこそ、再出発も地域の拠点となるような場所に」
企画・設計から携わる「株式会社ウミネコアーキ」さんの思いが込められています。
「ARUNŌ」でできること
地域の交流拠点「ARUNŌ」では、店内にある飲食店「フローズンカフェバー」での飲食のほか、次のようなことができます。
- シェアキッチン
- マドグチ
- シェアラウンジ
- 屋外出店スペース
- シェアハウス
もりだくさんですね!
詳しく見ていきましょう。
フローズンカフェバー
店内中央、入口のすぐ右にあるのが「フローズンカフェバー」です。
フローズンカフェバーの目的は、地域のフードロスの削減。
横浜エリアの飲食店と提携し、飲食店で残った食材で調理されたおかずやお弁当が急速冷凍され、フローズンカフェバーで提供される、という仕組みです。
フルーツビネガーに入っているブルーベリーや赤しそも横浜産。
横浜のクラフトビール「横浜ラガー」も味わえますよ!
メニューにはイートイン、テイクアウトの両方があります。
そして、本日いただいたのが、写真のフルーツビネガーです。
炭酸とお酢のほどよい刺激とブルーベリーの甘味。
乾いたノドがスーっと潤い、飲みやすくてとてもおいしかったです!
秘密兵器、急速冷凍機!
こちらがフローズンカフェバーの秘密兵器、急速冷凍機です!
貴重な中身公開!
今後は、シェアキッチンやキッチンカーで余剰となった物を急速冷凍し、提供することで、フードロスを防ぐ取り組みも考えていらっしゃるとのことでした。
また、ちょうどこの日は、お店の外に冷凍自販機も設置されたところ。
フローズンカフェバーの開店時間外でも冷凍食品のお買い物ができるようになります。
お仕事で疲れた帰り道でも、気軽に購入できるのはうれしいですね!
シェアキッチン
店内のキッチンを使って、一日だけ、週一回だけ、といった、フレキシブルな飲食店の出店ができます。
最近では、3人の地元主婦の方が一緒にオープンされたビストロが大盛況だったとか。お客さんが、にぎやかにカウンターを囲む様子が目に浮かびますね。
スリランカカレーなど、国際色豊かな出店のご相談も来ているそうです。
お料理教室のデモンストレーションとしても使えるのでは?という案も。
マドグチ
郵便局時代窓口があった場所に設置されているのが、こちらのNEW「マドグチ」です。
一窓ごとにレンタルが可能で、自分の趣味の物を置いて見てもらったり、チャレンジショップとして物品を販売したりすることもできます。
お伺いした際にも、アクセサリーや、カレーや駄菓子などの食べ物、魅力的なアイテムの数々に壁が埋めつくされていました。
どれも気になって目移りしてしまいます。
マドグチ商品の購入方法
マドグチに置かれている商品は、購入の仕方にも味があるのです!
購入希望商品のナンバーを紙に書き、こちらの赤いポストにお金と一緒に投函。
「赤いポスト」というのが郵便局時代を彷彿とさせますね!
横では伝書鳩が優しく見守っていますよ。クルッポー。
ちなみに「ARUNŌ」という名前は、シートン動物記に登場する伝書鳩「アルノー」から決めたそうです。
郵便に縁の深い伝書鳩。
郵便局跡地の再出発ならではのネーミングではないでしょうか。
屋外出店スペースやシェアハウスも
他にも、ミーティングなどができるシェアラウンジや、キッチンカーやポップアップショップなどが出店できる屋外出店スペース、店舗兼用住宅となるシェアハウスもあります。
こちらの写真に写っている青い壁の向こうが、2部屋のシェアハウススペースです。
「ARUNŌ」は、まだ8月にオープンしたばかり。
地域の人と一緒に、これから新しい活動のカタチをどんどん作り上げていく「ARUNŌ」。
ますます楽しみです!
坂道の多い篠原町。でも、坂道の多い地域の住民は平均寿命が長いとか!?
みなさまもぜひ、そんな篠原町の「ARUNŌ」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ARUNŌ -Yokohama Shinohara-
住所:神奈川県横浜市港北区篠原町1410
アクセス: JR横浜線「新横浜駅」篠原口から徒歩約4分
利用可能時間:フローズンカフェバー 11:00-19:00
シェアキッチン 7:00-23:00
マドグチ 7:00-22:00
屋外出店スペース 7:00-22:00
※各コンテンツの利用条件はホームページで、営業情報詳細はInstagramでご案内されています。