【白楽】心ときめく!たのしいコトをみんなでつくる、古本と雑貨と喫茶のお店「コトコト商店(仮)」

「おもしろい」が凝縮された街・白楽。そんな白楽に、個性豊かなシェア棚のお店があるのをご存知でしょうか。

のんびりできる「隠れ家」感と、まるで白楽の街をぎゅっと集めたような「たのしいコト、おもしろいコト」に出会えるステキなお店。今回は「コトコト商店(仮)」についてご紹介します!

好奇心をくすぐられる!「秘密基地」みたいにワクワクするお店

白楽駅から神奈川大学方面へ徒歩約7分。

ハンバーグ&ステーキ「おが屋」を目指してくると分かりやすいです。

こちらの階段から2階へ。1階から見えない分、入店にはやや勇気がいるかもしれませんが、この「知る人ぞ知る」感もいいアクセント(笑)。

ちょっとしたワクワク感をたのしみながら、上がってきてくださいね。勇気を出したご褒美に自分時間を大切にできる空間が待っています!

店内はほっと落ち着く雰囲気。のんびりと気楽に過ごせる居心地の良さも大きな魅力です。

とりわけ目を惹くのが、左右に並ぶ棚。ひと棚ごとに異なる棚主さんがついている「シェア棚」で、古本を中心に雑貨やハンドメイド商品など小さなお店が並んでいます。

こちらがお店を運営している店主・みどりさん(右)、シェア棚担当のシノさん(左)。お2人とも明るく気さくで、とっても魅力的な方々!お子さんを育てているお母さんでもあります。

コトコト商店(仮)では、シェア棚でお気に入りの本や雑貨を見つけてお買い物ができたり、ドリンクや焼き菓子をいただいたり、ワークショップに参加することができます。

ランチには、なんと、おが屋のハンバーグも注文可能(別会計)!

必食のおいしさなので、こちらもぜひご賞味を!
(※注!ランチの営業状況によってはオーダーできない場合もあります)

日ごとに営業スタイルが異なるので、Instagramをチェックしてから来店してくださいね!毎週月曜日にストーリーやハイライトでその週の営業予定が発信されています。

また、座席数が限られているため、ゆったり過ごしたい方は座席の予約がオススメ!

コトコト商店(仮)の魅力

では、お店の魅力についてご紹介していきましょう!

みんなで作るシェア棚があるお店

コトコト商店(仮)を語る上で欠かせないのが、シェア棚。本やアクセサリー、雑貨を販売する小さなお店が40個ほど並んでいます。

個性豊かな棚を見るだけでもわくわく!まるで宝探しをするようなたのしい気分を味わえます。シェア棚にある商品との出会いは、まさに一期一会!来る度に新しい発見や出会いがあるのも、ついつい足を運んでしまう理由です。

また、コトコト商店(仮)では棚の商品を購入するだけでなく、なんと棚主になって自分だけのお店を開くこともできちゃいます!お客さんにも作り手にもなれるのが、コトコト商店(仮)の醍醐味。

「白楽にこんなにおもしろいお店があったんだ!」と思わせる本当にステキなお店です。

ここでしか味わえない喫茶メニュー

コトコト商店(仮)の名物と言えば、焼き菓子と自家製フルーツシロップを使用したドリンク!イートインはもちろん、テイクアウトもOK!

自家製フルーツシロップは、からだに優しいてんさい糖の氷砂糖を使用。

丁寧に丁寧に作られたシロップは、ソーダやラッシーにしていただけます!なんと、アイスをのせてフロートにも!あっという間に飲み終えてしまうおいしさなので、Mサイズがオススメですよ!

夏にはこちらのシロップを使ったかき氷も登場します♪

みどりさんは「小さな焼き菓子の店 びすけ」で焼き菓子の製造を手掛けている方。

「見てたのしい!食べておいしい!からだにも優しい!」というコンセプトのもと、子どもでも安心して食べられるようにと、保存料、合成着色料、香料などの添加物はできる限り使わず、小麦や砂糖、バターなどの素材を大切に考え、製造しています。そのため、焼き菓子もぜひ味わってほしい逸品!

お店の顔になるような、本にまつわるお菓子を作ろう!と思い、誕生した「しおりちゃんクッキー」。その優しい味わいとかわいらしさに、我が家の子どもたちはハートをガッツリつかまれていました(笑)。

「喫茶では、自分がおいしいと思うものをお出ししています。他のお店にはない、自分のお店にしかないようなもの、というのを心掛けています」と笑顔で教えてくださいました。

作り手の想いが込められた、ここでしか味わえない喫茶メニュー、ぜひ堪能しに来てください!

(※注!:喫茶は日にちが限られているため、Instagramのカレンダーを参照の上、ご来店ください。また、焼菓子は製造状況により、お出しできない場合もあります)

人と人との出会いを育てるお店

コトコト商店(仮)は、街との関わり方がとってもステキなお店。ご近所の方が気軽に立ち寄り、たのしめるようにとさまざまなイベントやワークショップを開催しています。

例えば、7月には食品サンプル作りのワークショップを開催。4月には街の個人店と力をあわせて「コトコトまつり」を開催し、街の人たちをたのしませてくれました。

その他にも、編み物部や謎解きサークルなど、同じ趣味を持つ人たちをつなぐお手伝いもしてくださいます!

「コトコト商店(仮)は『たのしいコトをみんなでつくる』お店です。『こんなコトやってみたい!』と持ち寄った小さなアイディアが、他のみんなの小さな幸せにもつながるかもしれない。つながったらいいなと思いながら営業しています」

「例えば、最近では本好きな人を中心に、ZINE(ジン)と呼ばれる自主出版の本を作りました。1人だと敷居が高いけれど、仲間を募ってやってみよう!とチャレンジできるところが、コトコト商店(仮)のおもしろいところ」

「コトコト商店(仮)で始めたことをきっかけに、別のブックイベントで偶然再会したり、今度は自分だけのZINEを作ってみようと新たな動きがあったり……。そうやってご縁や新しい世界が広がっていくのをみていると、お店をオープンしてよかったなと思います」とお2人。

「何か始めたいけど、1人だと腰が重い……」「街の誰かとつながりを作りたいけど、どうやって?」と悩む人にぴったり!お話をうかがいながら、心のいいね!ボタンを押されっぱなしでした(笑)。

「たのしいコト」を軸に、人と人との出会いを育み、その輪を広げていく。コトコト商店(仮)はそんなご縁を紡いでくれるお店でもあります。

コトコト商店(仮)のはじまり

コトコト商店(仮)のオープンは2024年6月1日。店名の由来は「たのしいコト。うれしいコト。おいしいコト。癒されるコト。学ぶコト。創造するコト。みんなのアイディアをコトコトと煮込むようにつくるお店でありたい」という想いから名付けられています。

実はこの(仮)にもステキな意味が!コトコト商店(仮)は棚主さんやお客様など、そこに集まる登場人物のアイディアによって作られるお店。

「終わりがない物語」のような、変化や発展し続ける「未完」のお店でありたい、そんな想いのもと、(仮)がつけられています。そのため、(仮)はつけたまま。とれることはないそうです。

ロゴにはコトコト商店(仮)のトレードマークである本と棚がデザインされています。お店の在り方や想いがよく伝わってくる、ステキな店名とロゴです。

ご縁の連続

コトコト商店(仮)のはじまりについてうかがうと、それはまさに「ご縁の連続だった」とお2人は語ります。

みどりさんとシノさんの出会いは、とあるハンドメイドのイベント。偶然にも、現在コトコト商店(仮)があるこの場所で開催されたイベントでした。そこで出店していたシノさんのお店に、みどりさんがお客さんとして足を運んだことがきっかけです。

その後も、シノさんは「ママゴト商店」で古本や本にまつわる雑貨を販売、みどりさんは「びすけ」でクッキーの製造販売をおこないながら活動していました。すると、偶然にも近所のイベントで再会!

そして、お2人にとって大きな転機となったのが、2024年2月に開催した「期間限定 ママゴト商店」でした。

一緒に出店したイベントが大盛況のうちに終了すると「期間限定で終わっちゃうなんて寂しい!」「この続きを地域で継続的にできる場所はないだろうか」お互いにそんなことを考えるようになっていました。そこで背中を押してくれたのが、白楽のギャラリーswitch box あけ/たてさんでした。

「一緒にやってみたら?」という言葉を聞き、一念発起!みどりさんがお菓子工房として使用していた場所を改装し、常設の実店舗としてお店をオープンしたのがはじまりです。

街の人たちが「やりたいコトをできる場所」でありたい

お話をうかがう中で特に印象に残ったのが、大切にしていることについてお聞きした時のこと。

「コトコト商店(仮)では、お店に出入りする人とアイディアを出し合い、無理せず、たのしみながら取り組むコトを大切にしています。お客さんとしても、イベント企画者としてもたのしめる、決まったカタチがない『地域の居場所』のようなお店というのを大切にしています」

「今まで地域でたのしいコトをやろう!と思った時に、1番苦労したのが『場所』でした。私たちもさまざまな方に支えられながら活動してきたので、街の人たちが何かをやりたいと思った時に、それをできる場所でありたいと思っています」と教えてくださいました。

人はたのしいコトに心惹かれ、あつまるもの。そこにあつまった人とのつながりに感謝し、1人1人が持つ力を大切にあわせながら、少しずつたのしいコトの幅を広げていく。

そういう姿勢が「ご縁」というカタチになり、このお店を形作っているのではないか、お2人のお話をうかがいながらそう感じました。

ゆるやかに、そして着実に「たのしいコト」を積み重ね、行動してきたお2人だからこそ築けるお店のカタチがそこにはあります。

コトコト商店(仮)に心惹かれる理由は、目には見えないけれど確かに感じる、こうした想いや、それに裏打ちされたお店作りにあるのだろうと率直に感じます。

今後についてお聞きすると

「もっとコトコト商店(仮)のことを知っていただき、ご近所の方が気軽に立ち寄れる場所になりたいと思っています」とみどりさん。

「シェア本棚のいいところは、自分なら手に取らないような本にも出会えて、読んでみようと世界が広がるところです」

「そんな『本のある場所づくり』を大切に、今後も本を通じてたのしいコトをつくっていきたいと考えています。白楽は商店街とのつながりもおもしろいので、街にある個人店とのコラボもやっていきたいですね!」とシノさん。

最後に初来店の方へ一言お願いすると

「喫茶だけでも、本やお買い物だけでも、ぜひお気軽にお越しください。ほんわかした雰囲気なので、怖がらずトコトコ階段をのぼっていらしてくださいね!もっともっと、地元の方に知っていただきたいです!ご来店をお待ちしております!」と笑顔のお2人。

コトコト商店(仮)は、わくわくがたくさんつまった「宝箱」みたいなお店。子どもの頃によく遊んだ「この指とーまれ!」を思い出すような、たのしいコトをみんなでシェアできるステキなお店。人と人とのつながりを豊かに、この街をさらに好きになれるお店です。

あなたが1歩踏み出せば、自分時間を大切にできる居場所とあなたの「やってみたい!」を叶える仲間が待っています。

コトコト商店(仮)
住所:神奈川県横浜市神奈川区六角橋2-2-20佐藤ビル2階
アクセス:東急東横線「白楽駅」から徒歩約7分
営業時間:10:00-13:30
     14:30-18:00
定休日:月曜日、その他不定休あり
※営業日・臨時休業などは公式Instagramにてお知らせしています
公式Instagram:@kotokoto_showten

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。