元町ショッピングストリートの大通りから、中華街寄りに1本入った川添いの元町河岸通り。メインストリートとはまた違った、知る人ぞ知る、隠れた名店があります。
中華街の朱雀門にもほど近い、ミントグリーンのビルの１階にある「えの木ていスイーツスタンド」もそのひとつ。
今回は、横浜を代表するスイーツのお店、「えの木てい」が、食べ歩きやテイクアクトをコンセプトに、元町にオープンした「えの木ていスイーツスタンド」を紹介していきます！
横浜・山手の名店、新店舗「えの木ていスイーツスタンド」って？
「えの木てい」というと横浜・山手にある本店を思い浮かべる方が、多いのではないでしょうか。洋館にカフェとケーキなどの販売を併設したショップは、行列ができるほど大人気。
アフタヌーン・ティーやケーキのおいしさもさることながら、映画やゲームなどにも出てくる店内のおしゃれなインテリアや雰囲気も人気を後押ししています。
そんな人気店の「えの木てい」が、新形態のお店「えの木ていスイーツスタンド」を元町にオープンしたのは、コロナ・ウィルス感染症対策でなかなか外食に行きにくかった２０２２年４月。
「横浜中華街は知っているけれど、元町を知らないという若い世代が多いことを知りました。元町を若い世代にも知ってほしい。元町にも思わず写真を撮りたくなるような、かわいくて食べ歩きもできるスイーツがあったらいいなと思いました」とオーナーの安藤さん。
コロナ禍だったからこそ、おうちでもスイーツを楽しんでほしい。そして、元町をもっと知ってほしいとの思いでオープンし、今に至ります。
「えの木ていスイーツスタンド」はテイクアウトがメインですが、カフェスペースもあります。
店内の座席数は、10席程度。
開放感があるテラス席が２席と、コンパクトです。
お店に入るとケーキのショーケースと焼菓子コーナーが視界に入ってきます。壁や床、小物に至るまで、かわいいものに目がない女子が喜びそうなインテリア。
ショーケースには、シフォンケーキなどのケーキ類の他、「えの木てい」の代名詞とも言えるチェリーサンドなどがあります。
ショーケースの上には、本店でも販売されているスコーンや焼き菓子などが置かれています。
フィナンシェなどの焼菓子やマシュマロ、紅茶はバラ売りもあり、自分で組み合わせてセットすることもできますよ。
シフォンケーキがとにかくかわいい！見ているだけでも気分が上がるルックスです。
食べ歩きにもベスト、写真映えする元町グルメシェイク ローズを食す！
「えの木ていスイーツスタンド」で、人気の元町グルメシェイク ローズを食べてみました。
バラ味のソフトクリームにトッピングされた生クリーム。シェイクのなかにはバラのクラッシュゼリー、生クリームに食用のバラが散りばめられていて、見た目も華やか。持っているだけで気分があがります。
バラのソフトクリームは、1999年～2014年まで港の見える丘公園内で、営業していた「ローズガーデンえの木てい」で販売されていたものと全く同じだそう。
「北海道産の最高級の生乳を使っているので、自信を持っておすすめしますよ」とオーナーの安藤さん。
素材にこだわったソフトクリームは、濃厚なのにスッキリした味わい。さらにバラの香りが口の中に広がります。
バラのソフトクリームがスッキリとしている分、生クリームと合わさると甘さが増して、また違った味わいに。
おいしいだけでなく、バラの効果で肌ツヤがよくなりそうな気がしてきます。元町グルメシェイク ローズを片手に元町や山下公園、中華街を散策してみるのもありですよ。
また「えの木ていスイーツスタンド」では、カフェメニューとしてアフタヌーン・ティー、バラのパフェなどもあります。スィーツスタンドではありますが、お酒のメニューも豊富。
クラフトビールやシャンパン、ワインなどがスイーツといっしょに楽しめます。ワンちゃんを連れてテラス席で、スイーツとシャンパンを楽しまれている、常連さんもいらっしゃるそうです。
スイーツとお酒が同時に楽しめるのも、「えの木ていスイーツスタンド」の魅力のひとつと言えるでしょう。
連れて帰りたくなる、フォトジェニックなケーキたち
写真映えするスイーツは、元町グルメシェイクやパフェだけではありません。ショーケースで販売されている「えの木ていグルメ シフォン」もかわいいですよね。
この日店頭に出ていた、えの木ていグルメ シフォンは６種類。定番は、クラッシック、いちご、ピスタチオ、バラ。そして、アニマルシリーズのうさぎとパンダ。取材した時期は、限定品としてさくらがありました。
シフォンケーキの生地はトッピングされたクリームの味によって、プレーンか紅茶味になっているそうです。
全部食べてみたかったのですが、今回は厳選し、えの木ていグルメ シフォンのいちごとアニマルシリーズのうさぎ、新商品として２０２２年１２月にリリースされた元町アップルパイ・シュークリームをいただいてみました。
えの木ていグルメ シフォン いちご。
いちご味の生クリームは濃厚ですが、さっぱりした印象もあります。プレーンなシフォンケーキの生地が、ふんわりとしてホワホワ。シフォンケーキの中に生クリームが入っているのですが、この味も濃厚なのに甘すぎず、シフォンケーキとの相性が抜群です。
えの木ていグルメ シフォン アニマルシリーズ・うさぎ。
食べるのがもったいないと思わせるかわいさで、お子さんにも大人気とのこと。うさぎマニアの方が買いに来られることもあるのだとか。
シフォンケーキはプレーン味。ウサギの目や耳は、濃厚なチョコレートで作られています。チョコレートが使われている部分は決して多くはないのですが、生クリームのすっきりとした味わいを引き立てています。
フォトジェニックなえの木ていグルメ シフォンは手土産に持って行っても、喜ばれること間違いなしですよ。
最後に元町アップルパイ・シュークリーム。
新商品ながらすでにファンがついていて、元町アップルパイ・シュークリームだけを買いに来られる方もいらっしゃるくらい、人気の商品だそうです。
アップルパイとシュークリームは、今までありそうでなかった組み合わせ。どんな感じかな？と思って食べてみました。
シューの表面は、クッキーのようなサクサクとした生地。この表面がとにかくおいしい！これだけでも食べたくなるおいしさ。
中にはアップルパイのフィリング、生クリームとカスタードクリームが入っています。一口食べてみるとクリームの濃厚さと甘さ、リンゴの酸味とフルーツならではの甘味のバランスが絶妙にマッチ！さわやかな甘さを演出しています。
これだけを買いに来られる方がいらっしゃるのも頷ける味。リピ買いしたくなる味で、私もファンになっちゃいました。
今回の取材にあたり、オーナーの安藤さんが、こんなお話を聞かせてくださいました。
「橋を渡ればすぐ中華街という場所柄もありますが、えの木てい スイーツスタンドが元町と中華街をつなぐ架け橋になれたらいいなと思っています」
すてきなオーナーさんとスタッフさんがいらっしゃるえの木てい スイーツスタンドが、元町と中華街だけでなく、横浜全体を盛り上げていきそうですね。
元町や横浜中華街だけでなく、山下公園や港の見える丘公園などを散策される際は、食べ歩きスイーツとお土産をゲットしに「えの木てい スイーツスタンド」に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
えの木ていスイーツスタンド
住所：神奈川県横浜市中区元町2-87-9 KOYO元町ビル1F-A
アクセス：東急みなとみらい線 「元町・中華街」駅より徒歩3分
JR根岸線「石川町」駅から徒歩約5分
TEL： 045-225-8517
営業時間：11:00〜19:00（LO18:30）
定休日： 火曜日・12/29～1/2
Instagram ＠enokitei
※価格は2023年4月の取材時のものです。販売されている商品や価格は変更になっている場合がありますので、最新の情報はHP等をご確認ください。
