動物写真家の岩合光昭さんと言えば、どんなお仕事をされているか知らない方でも、お名前を聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
これまでに数々の動物の写真を撮ってこられた動物写真家ですが、中でもネコを撮ることをライフワークとし、2012年からNHKBSプレミアムで「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組撮影を担当。
のべ40か国のネコたちを撮り続けてきました。写真集も出版されているので、ネコ好きの方はご存知の方も多いですよね。
現在、日本大通り駅直結のビルの中にある放送ライブラリーで「岩合光昭の世界ネコ歩き2」写真展を開催中。
どんな写真展か、行ってみました!
「岩合光昭の世界ネコ歩き2展」へ
今回の写真展ではニューヨーク、「赤毛のアン」の舞台となったカナダのプリンス・エドワード島、ブラジル・リオデジャネイロ他南米エリア、スペイン、イングランドなどのヨーロッパ、アラブ首長国連邦、バリ島などの中近東やアジア、オーストラリア、瀬戸内海など世界各地で撮影された写真を展示。
展示された写真は当然撮影禁止ですが、ライブラリーの入口と展示ホールに入口にフォトスポットを設置。今回の展示の岩合ワールドを象徴するネコのパネルがお出迎えしてくれ、ネコたちと写真が撮れます。
中でも、リオデジャネイロのコパカバーナビーチのモテ・ネコ「シキンンニョ」がビーチに横たわる姿やベンチに座る姿はまるで人間のよう。
岩合光昭さんが撮影されるネコたちはとても表情が豊かで個性も豊か。ネコも岩合さんに心を許しているのがわかる、いい顔をしています。どのネコにもストーリー性を感じる表情やアングル、躍動感のあるジャンプなど、身近にいるけど意外とネコのことを知らないものだなと思わされるショットの数々。
ネコがそれほど好きじゃなくてもかわいいなぁと思ってしまう写真ばかり。かわいいネコに癒されつつ、「世界ネコ歩き」のタイトル通り旅もしている気分になれます。
特別上映会としてこれまでに放映された「岩合光昭の世界ネコ歩き」の番組も放映。今回の展示されているエリアのネコたちが日替わりで放映されています。私が行った日はバリ島のネコの日でしたが、人もネコもバリ島の自然も美しくてつい見入ってしまいました。
この展示が無料とは、それにも驚きです。
放送ライブラリーって、こんなところ
「岩合光昭の世界ネコ歩き2」展を開催している放送ライブラリーとはどんなところなのでしょうか。
みなとみらい線の日本大通り駅の改札から8階の受付まで約4分。駅を出たら直結のビルにある放送ライブラリーは1991年11月に開館。
ラジオ・テレビ放送が開始されて以来、これまでの過去のラジオ・テレビ番組をデジタルデータ化したものが集まった資料館。入場料は無料で、一般利用者は放送ライブラリーにある番組を観ることができます。
展示フロアは9階ですが、8階はライブラリーとなっていて、もう一度観たい番組を個別に視聴できるスペースになっています。ライブラリーというだけに8階は図書館のような静かなフロアで、来場されていた方は静かに思い思いのテレビ番組を視聴されていました。
昔懐かしい思い出のテレビ番組やラジオ番組を、今改めて観たり聴いたりするのもアリですね。
子どもも大人も楽しい!
今回のような「岩合光昭の世界ネコ歩き2」展のような企画展示もありますが、常設展示としてテレビ番組の歴史をフラッシュで振り返る展示やカメラのカット割りを体験できるブースなど、お子さんのみならず、テレビの世界に憧れていた大人もちょっとしたテレビマン気分が味わえる展示もあり、親子、カップルやお友達同士でも楽しめる施設となっています。
ライブラリー内での撮影や録音は禁止となっているので注意が必要ですが、日本大通りに無料で楽しめる施設があるなんて、意外ですよね。
「岩合光昭の世界ネコ歩き2」展も楽しめて、常設展示も楽しめるのは今だけ。
現在開催中の「岩合光昭の世界ネコ歩き2」写真展は2022年2月13日(日)まで開催しています。
みなとみらい方面に観光で来られる方やお近くにお住まいの方は散歩がてら個性豊かなネコたちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。
ネコたちのかわいさに元気がもらえますよ!
岩合光昭の世界ネコ歩き2
住所:神奈川県横浜市中区日本大通り11 横浜情報文化センター内
放送ライブラリー イベントホール・映像ホール
アクセス:
みなとみらい線「日本大通り駅」3番情文センター口直結
JR・市営地下鉄「関内駅」から徒歩10分
TEL:045-222-2828
営業時間:10:00 ー 17:00
定休日:月曜日(月祝の場合は翌日休)