なんだか面白そうかも?藤が丘の古民家カフェ「面白荘」

公園や緑が多く、閑静な住宅街が広がる藤が丘に、おいしいコーヒーが飲める昭和レトロなカフェがあるのをご存知でしょうか?

今回ご紹介するお店「カフェ面白荘」は、東急田園都市線の藤が丘駅から徒歩3分ほどの住宅が建ち並ぶエリアに佇んでいます。

築約50年の古アパートを改装したこちらのお店は、なんと2023年に誕生したばかり。
お店としては新しいですが、年月を重ねたアパートの店構えからはずっと前からそこに在ったかのような懐かしさと親しみやすさを感じます。
特に日の落ちた暗い住宅街の中ではひと際暖かな光を放っているので、帰る途中につい寄り道したくなってしまいます。

今回はそんなカフェ面白荘について解説していきます。

店主の個性とこだわりで満ちた店内

いざお店に入ってみると、お店としては小さな部屋いっぱいに、ユニークな空間が広がっていました。BGMは、店主の古川さんがその日の気分でいろいろな曲を流してくれています。伺った日は楽しげでにぎやかな洋楽からヒーリングミュージックのような穏やかな曲まで、さまざまなジャンルの曲が流れていました。

客席の椅子がどれも違う種類なのもポイントで、それぞれ古川さん自ら蚤の市やアンティークショップに赴いて良いと感じた物が集められています。

窓から見える椿の花が、見ごろを迎えていました。
このお店の庭に咲いているのは乙女椿という品種で、薄いピンク色の花びらがかわいらしいのが特徴です。
この花が咲くのを楽しみにお店へ通う人もいるだろうと思わせる魅力があり、自分も毎年見に来たいと思わされました。
また、雨の日にこの窓辺に腰掛けて、雨や雨音を楽しむのも趣がありそうです。

店内には作家さんのユニークな作品が飾られています。愛嬌ある置物やクスッと笑ってしまう遊べる作品などがあり、これら一つ一つがこのお店の雰囲気を作り上げていました。

こだわりのコーヒーラインナップ

こちらのお店のコーヒーは古川さんが手網で焙煎しており、ブレンドをはじめとして6種類用意されています。コーヒー以外にもいろいろなアレンジドリンクがありますが、今回はブレンドコーヒーをいただきました。

ブレンドコーヒーは優しく柔らかな酸味と、すっきりとした苦味のある味わい。それでいてコクがあるので、飲みごたえは十分でした。

手作り感あるカップと木のコースターは個性的な組み合わせでしたが、それに違和感を抱かせないこの店の雰囲気には感心してしまいました。

ユニークな軽食メニュー

このお店の名物メニューの一つである「厚切り3兄弟」。今回は「長男 たっぷり玉子とチーズのトースト」をいただきました。

厚切りの山型食パンに2種のスライスチーズがのっており、その上に玉子が山盛りでトッピングされています。とろけるチーズと粗みじん切りの玉子のハーモニーが最高です。

ちなみに次男は「たっぷりチーズとハチミツのトースト」、三男は「チーズカレートースト」だそうです。これは全制覇するべきおいしさであること間違いなしですね。

コーヒーに合う焼き菓子や、コーヒー豆も販売

焼き菓子は店内でも食べられるほか、テイクアウトすることもできます。コーヒー豆は50グラムから量り売りをしており、ちょっとしたお土産としてコーヒー豆と焼き菓子をセットで買って帰るのもいいかもしれませんね。

カフェ面白荘が目指す未来

古川さんはこのお店をオープンしてお客さんと日々接する中で、自分が人の話を聞くのが好きだと気付いたそうです。「いろいろなお客さんと出会えること、それぞれのお客さんから話を聞くことがとても楽しい。そんなお客さんたちと一緒に、カフェ面白荘というお店を作っていきたい」と語られていました。

「個人で経営する大変さはもちろんあるけれど、それを上回る楽しさがある。今後も自分が楽しくやれているか立ち返ることを大切にしながら、このお店と共に年を重ねていきたい。」その言葉を聞いたとき、私もこのお店作りの一員になりたいと強く思いました。

あなたもぜひカフェ面白荘に行き、共にお店と年を重ねてみてはいかがでしょうか。

カフェ面白荘
住所:神奈川県横浜市青葉区藤が丘1-28-34 ハイツKEN101,102
アクセス:東急田園都市線「藤が丘駅」から徒歩約3分
営業時間:11:00-19:00
定休日:不定休
駐車場:なし
ホームページ:https://omoshiroso.com/

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。