たまには、レトロな街でのんびり紅茶でも飲んで、ゆったりとした時間を過ごしてみませんか?
そんな優雅なひとときを楽しめるのが、横浜・馬車道。

レンガ造りや洋風建築が並ぶこの通りはどこか懐かしく、それでいて現代らしさもしっかり感じられる、不思議な魅力にあふれた場所です。
そんな街の一角に、地元の人たちに半世紀近く愛され続けている、とっておきの喫茶店があります。
レトロな街・馬車道で味わうゆったり紅茶時間

その名も「サモアール 馬車道店」。弁天通り沿いにある1974年創業の老舗で、なんと70種類以上もの紅茶を取りそろえる紅茶専門店なんです!
今回は、そんなサモアール馬車道店の魅力とおすすめメニューをご紹介します。
喫茶店の場所は、みなとみらい線馬車道駅から歩いて3分ほど。ガラス張りの外観と「samovar」の看板が目印です。

店内に一歩入ると、まず目に入るのが、深みのあるワイン色の椅子たち。
どこか懐かしさを感じさせるそのレトロなデザインは、長年大切に使われてきた味わいがにじみ出ています。

席は40席ほど。テーブル席のほか、カウンター席もあり、1人でも気兼ねなく過ごせる雰囲気でした。

友達同士で談笑する方、仕事の打ち合わせをしている方、本を読んで静かに過ごす方など、さまざまなシーンで利用されているようです。
一番人気!アイスロイヤルミルクティー

サモアール 馬車道店の最大の魅力は、何と言っても豊富な紅茶のラインナップ。
ダージリンやアッサムなどの定番はもちろん、ナッツミルクティー、オレンジティー、アップルティーなど、フレーバーティーだけでも40種類以上の紅茶が揃っています。

中でも人気を集めているのが「アイスロイヤルミルクティー」。
今回は人気のアイスロイヤルミルクティーに日替わりのフレーバーを足した「スウィートココナッツフレーバーのロイヤルミルクティー(800円)」を注文しました。
その日の気分でフレーバーを変えて楽しめるのも、何度でも通いたくなる理由のひとつですね。

待つこと約10分。運ばれてきたドリンクを見て、思わず声が漏れてしまいそうでした。
アールグレイをベースに、ガムシロップ、生クリーム、ミルクを独自のバランスでブレンドし、とても美しい層になっています。
混ぜるのはもったいないですが思い切って混ぜてみましょう。
“カランカラン”と氷の音を立てながら混ざっていく様子を楽しんだ後、ゴクッと一口飲むと「んー!おいしい!とても軽やか!」。
ココナッツとミルクティーは相性抜群で、濃厚でありながら驚くほどスッと体に馴染みます。
ミルクティーにありがちな“まったり感”がなく、すっきりとした飲み心地でした。
さらに、大きなグラスで飲みごたえはたっぷり。まるでお店から「ゆっくりしていって下さいね」と言ってもらえたような気持ちになりました。
ちなみに、温かいドリンクを頼んだ場合は、ポットでティーカップ2杯分の量で提供されるようです。つい長居してしまいそうですね。
紅茶と食事で楽しむ“大人の喫茶時間”

また、食事メニューも充実しています。
紅茶に合わせたスイーツメニューはショーケースから見て選べます。どれもおいしそうで、思わず迷ってしまいそう……。
スイーツメニューの他に喫茶店の定番メニューであるオムライス、パスタやサンドウィッチなど豊富に取り揃えており、ランチタイムにもティータイムにもぴったりなお店です。

食事と紅茶を一緒にゆっくり楽しめる、まさに“大人のための喫茶時間”がここにはあります。
季節ごとのおすすめ紅茶や、紅茶と合うメニューの提案もあり、訪れるたびにちょっとした発見があるのも楽しみのひとつです。
「次は何を飲もうかな」「今日はデザートも頼んでみよう」そんな気持ちにさせてくれる時間が、忙しい現代社会に小さな安らぎをもたらしてくれるでしょう。
チェーンのカフェでは味わえない、喫茶店ならではの温もりと居心地の良さがサモアール 馬車道店には詰まっています。
横浜・馬車道という街と紅茶の深い香りが合わさったこの場所で、一度ゆっくりと過ごしてみるのはどうでしょうか。
紅茶好きの方はもちろん、レトロな喫茶店に癒されたい方にも、自信を持っておすすめできる名店です。
サモアール 馬車道店
住所:神奈川県横浜市中区弁天通4-67-1 馬車道スクエアビル 1F
アクセス:みなとみらい線「馬車道駅」5番出口から徒歩約3分
JR根岸線「関内駅」北口から徒歩約10分
TEL:045-201-3050
営業時間:11:00-20:00(LO19:00)
定休日:無休(年末年始を除く)
駐車場:なし