横浜銘菓とサイフォンコーヒーでゆったり!横浜開港資料館カフェ「PORTER’S LODGE」

皆さんは「横浜開港資料館」を訪れたことがありますか?

横浜の歴史を感じるエリア、日本大通りの「開港広場」前に位置し、開港に関する貴重な資料や展示をしている、雰囲気ある洋館の資料館です。

横浜の古き良き港の風情に、緑と洋館の美しさが映え、私が大好きな建物のひとつ。

特に花々の咲きみだれる4月、5月は、横浜開港資料館の風情が最も美しく感じられる時期だと思っています。

この施設に併設して2023年7月に横浜開港資料館ミュージアムショップ&カフェ「PORTER’S LODGE」が、装いも新たにオープンしました。

以前もランチとドリンクをいただける併設カフェが営業していたのですが、横浜土産やオリジナルグッズ、書籍や展示物などがより充実した新しい形のカフェに生まれ変わりました。

店内で、手土産にもぴったりの横浜銘菓や挽きたてのサイフォンコーヒーを気軽にいただくことができるのも魅力。

横浜観光はもちろん、お散歩やウォーキングの途中に、開港の歴史を感じる素敵なカフェで、皆さんもちょっと一息休憩をしてみませんか?

開港資料館併設のおしゃれなカフェ

みなとみらい線日本大通り駅から徒歩約2分、大桟橋方面に歩いていくと、シルクセンターの前に「開港広場」があります。

その奥にたたずんでいるのが、横浜開港資料館。

旧館は、旧イギリス総領事館で横浜市指定文化財となっているんですよ。

この美しい洋館を背景にした噴水や緑の木々が美しく、開港広場はふだん多くの人が訪れる憩いの場となっています。

また、映画やドラマの撮影で使われることも多い、名物スポット。

資料館の重厚な石門の端に、Cafeと書かれた手書きのキュートな案内板を発見!

誘われるように入ってみると、まるでここだけヨーロッパの街に迷い込んでしまったかのように雰囲気あるカフェ「PORTER’S LODGE」の入り口がありました。

実は数年前からもともとあった開港資料館併設のカフェは、クローズしてしまっていたのですが、2023年7月にリニューアルオープン。

まるでヨーロッパの街中のカフェ

カフェの建物は、もともとイギリス総領事館の門番所として建てられたものだそうで、「PORTER’S LODGE」[ポーター(門番)ズ ロッジ]という名前も、その歴史から名づけられたそう。

何だかカフェを利用するだけで、横浜の港の歴史そのものを感じることができそうで、楽しくなってきます!

横浜開港資料館は200円の入館料がいるのですが、ここは入館料なしで入ることができますので、ご安心くださいね。

横浜開港の歴史を感じるミュージアムショップ

それでは、さっそくカフェの中へ入ってみましょう。

横浜開港の資料や書籍も

店内は3つの空間に分かれており、白を基調とした明るくスタイリッシュなインテリアで統一。

外観のヨーロッパ風の重厚な雰囲気とはまた違っていて驚きます。

入り口近くはライブラリーとなっていて、横浜開港資料館が作成した資料や書籍などが展示・販売されています。

レアでおしゃれな横浜土産がずらり

さらに奥に行くと、ミュージアムショップとして、さまざまな品物が展示販売されています。

横浜開港の図柄をモチーフにした手ぬぐいや紙製品など、どれも他の店ではなかなか見かけないレアな雑貨や商品。

ツウな横浜みやげとしてぴったりです。

はまっこの私でもあまり見たことのない、普段遣いにも重宝しそうなレアな横浜みやげがたくさん並べられていました。

こちらの棚には、ふだんあまり横浜のお土産売り場では見かけないようお菓子や食品がたくさん。

一つ一つ見てみると、横浜の地元で人気の商品をかなり調査してセレクトしているのがわかります。

観光で訪れた方はもちろん、横浜が地元の方が他の地域へのお土産にとして持っていくのにも、とても重宝できる食品ばかり。

また、手前の冷蔵ケースには地元馬車道が発祥となっている馬車道アイスも。

暑い時期には、馬車道アイスを食べながら、アイス発祥の地である横浜ベイエリアをぶらぶらするのもいいですね!

めずらしい横浜開港の絵柄の絵はがき

そして、開港資料館ならではの品物が、こちらの絵はがき。横浜開港の様々なシーンの古き良き図柄がモチーフになっています。

これは、おそらくここでしか手に入らないのではないでしょうか?

本格サイフォンのコーヒーと横浜ゆかりの銘菓

そして「PORTER’S LODGE」での最大の楽しみは、人気の横浜銘菓を店内で淹れたお店自慢のコーヒーやドリンクとともにいただけること。

こちらのおすすめどころは、今では珍しいサイフォンで淹れたコーヒーがなんと400円でいただけること。

そして、こちらに+100円で、横浜の人気銘菓や月餅をセットにしていただくことができるんです。

ワンコイン500円で、自宅ではなかなか飲めないサイフォンコーヒーとおいしい横浜銘菓を開港資料館のゆったりとした空間でいただけるなんて、毎日でも通いたくなってしまいそう。

カフェスペースは、このように柔らかい雰囲気のおしゃれな空間となっています。

私のお気に入りは、記念館の建物を見ながらコーヒーをいただくことができる窓辺のカウンター席。

窓辺で緑あふれる開港資料館の美しい建物を眺めながら、サイフォンコーヒーが出来上がるのをゆったりと待ちます。

また館内には、無料でいただける横浜開港の資料がたくさんありますので、ゆっくり読みながら、横浜の歴史に思いを馳せるのもいいですね。

横浜開港の歴史を感じて過ごす、カフェタイム

ほどなくしてサイフォンコーヒーが出来上がり、お願いした横浜銘菓とともに登場。

人気の銘菓をどうしてもたくさん食べたかった私は、横浜銘菓セット500円[コーヒー付き、横濱仏蘭西瓦(霧笛楼)]に、「横濱ムーンガレット(ありあけ)」と横浜重慶飯店で人気の月餅を単品で追加することに。

このように、好みのスイーツを追加していただくことができるのも魅力です。

はまっこが、子どもの頃から食べ親しんできた、「ありあけ」の銘菓「横濱ハーバー」。

その「ありあけ」さんが提供している「横濱ムーンガレット」は、開港資料館の中庭にある歴史ある「たまくすの木」への願いが込められたお菓子。

モチモチした食感とナッツの歯ごたえがたまらなく美味で後をひく、私の横浜のおすすめ銘菓です。

すぐそばにある「たまくすの木」や横浜の歴史への想いをはせながら、「PORTER’S LODGE」でいただく「横濱ムーンガレット」はまた格別のお味。

こちらで扱っている横浜銘菓は、お子さんも食べやすい商品が多いので、地元横浜の開港の歴史を学びながら味わうのもおすすめです。

淹れたてのサイフォンコーヒーは、元町の老舗洋食器専門店「タカラダ」さんの横浜開港の美しい絵柄のカップでいただくことができます。

コーヒーにうるさい私ですが、サイフォンでじっくりと丁寧に淹れたこのコーヒーは、味わい深く、ブラックでぜひ味わっていただきたい逸品!

久しぶりに、本物のコーヒーをゆっくりと味わうことができました。

本格的なサイフォンコーヒーと味わい深い横浜銘菓をいただきながら、横浜開港の歴史に触れるステキな午後のひととき。

カフェを出ると、古き良き横浜の港風景と開港広場の緑、日本大通りの美しい景色が広がっています。

日々の生活の中で、こんなステキな歴史あるミュージアムカフェでひとときを過ごすことができるのは、とっても幸せ。

皆さんもぜひ、横浜開港記念資料館ミュージアム&カフェPORTER’S LODGEを訪れてみて下さいね。

PORTER’S LODGE(横浜開港資料館ミュージアムショップ&カフェ)
住所 :神奈川県横浜市中区日本大通3 横浜開港資料館
TEL:045-212-1810
アクセス:みなとみらい線「日本大通り駅」4番出口から徒歩約2分
営業時間:9:30~17:00(ラストオーダー16:30)
定休日:開港資料館に準ずる

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。