横浜駅と新横浜駅の中間に位置する大口。便利さと、レトロな街並み・人情を兼ね備えた街です。
そんな大口に、のんびりした時間を満喫できるステキなカフェがあるのをご存じでしょうか。
「ゆっくり丁寧」を大切に、誰もが快適に過ごせるカフェ。今回は「Café Turtle」さんについてご紹介していきます
「みんな」が安心して行けるカフェ
大口駅東口から徒歩約5分。
大通り沿いのCan★Doを目指してくると分かりやすいです。レンガ造りのオシャレな外観と、カフェの看板が目印。こちらが「Café Turtle」です。
店内は白と木を基調とした、優しい雰囲気。
Wi-Fiや電源(1席)も設置されているため、ホットサンドなどの軽食やデザート、ドリンクなどをいただきながら、のんびり過ごすことができます。
営業時間が平日の上記時間、決済方法は「現金」のみとなるので、ご注意を♪
「Café Turtle」の魅力♪
まずはTurtleの魅力について、ご紹介していきましょう!
みんなに優しい空間
Turtleの魅力は「来る人を選ばない」お店作りがされている点。年代や身体的ハンデを感じることなく、誰もが安心して訪れることができる空間作りがなされています。
まず、お店の手前側には、手すりつきの階段。
その奥にはスロープがあります。
自動ドアになっているため、扉の開閉の必要がありません。また、店内は段差のないフラットな設計になっているため、ベビーカーや車イスの方も楽々入店できます!
店内も広々!テーブルごとのスペースもゆったりしているため、ベビーカーを畳まずに入店でき、車イスでの移動もスムーズ。テーブルには呼び鈴もあります。
トイレは男女別のトイレの他に、多機能トイレが設置されています。
「お店はあえてスペースを広めにとっています。お客様にゆったり過ごしていただけるように、そしてお店で働く人にとっても、働きやすいようなお店づくりをしています」
そう教えてくださったのは、主任の山本さん。いつも穏やかにお客さんや働く仲間を見守っているステキな方です。
「ついつい長居してしまう」…お客さんが感じる居心地のよさや、誰にとっても安心して快適に過ごせる「優しい空間作り」が、Turtleの魅力です。
お母さん、お父さんの頼れる味方!
お店を訪れる人が安心して足を運べるように…そんなお店作りを心がけているTurtle。なかでも、子育て世代にとって、優しい工夫がいっぱいあるんです!
それを裏付けるように、取材中にも続々と赤ちゃんや小さなお子さん連れの方が来店!あっという間に元気いっぱい、笑顔いっぱいの空間になりました(笑)。
それもそのはず!Turtleはハマハグの協賛店。
店内にはキッズコーナーがあり、絵本やおもちゃも用意されています。
子ども椅子、荷物入れなども用意されていて、大きめのテーブルも、お子さん連れにはうれしいポイント!
座席も小さなお子さんと一緒に座れる、畳敷の長椅子になっています。
食事もキッズセットがあります。
トイレにはオムツ台も設置されています。
そして、個人的に1番ステキだなぁと感じるのが、細やかな接客。
ベビーチェアの使用の有無、アレルギーの有無、飲み物に氷を入れるかどうかなど、子どもたちの年齢や雰囲気を見ながら、とても丁寧に気に掛けてくださり、笑顔で対応してくださいます。
そんなあたたかい接客が、「子連れでも大丈夫なんだ!」という安心感や、「また来よう」という楽しみにつながっている。
Turtleがどれだけ子育て世代を支えてくれているか…身をもって、そのありがたさを感じます。子どもと一緒に行ける貴重なお店…Turtleはお母さん、お父さんの頼れる味方です。
こだわりの自家焙煎のコーヒー!
Turtleの看板メニューと言えば、自家焙煎のコーヒー!お客さんからも「おいしい」と人気が高く、リピーターが多いんです。
コーヒー豆はニカラグア産のオーガニックの生豆を使用。おいしいコーヒーを淹れるために、ハンドピック(不良豆などを手作業で取り除くこと)後、店内で自家焙煎をおこなっているそうです!
ニカラグア産のお豆を選んだ理由は「飲み比べをおこなった中で1番おいしかった」ということ、ニカラグア産という「少し珍しくておいしいコーヒーをみなさんにも飲んでいただきたい」という気持ちから、この生豆を採用したそう。
焙煎については「酸味・苦味のバランスをとりながら、やや深めに焙煎をおこなっています」と教えていただきました。
たくさんのこだわりと、手間がかかっているからこそ、あのおいしさが生まれるわけなんですね~。
こだわりのつまったおいしいコーヒーは、テイクアウト用のお豆も販売。豆のままでも、粉に挽いていただくことも可能です。
Turtleでゆったりまったりしながら飲むコーヒーは、ちょっと贅沢な気分♪ほっと一息つける味わい、ぜひ味わってみてくださいね!
フードも侮るなかれ!シンプルだけどおいしい実食メニューをご紹介!
Turtleはフードも魅力の1つ!この値段でいいの!?と思わず驚くクオリティのメニューがいただけます。デザートも店内で手作りされています!
こちらがフード、スイーツのメニュー。
こちらがドリンクメニュー。
ちなみに、ドリンクはテイクアウトも可能です。
こちらが期間限定メニュー。
※メニューは取材時のものです。仕入れ等でメニューや値段に変更がある場合がございます!
では、実食メニューをご紹介します!
こちらはローストビーフ丼!国産牛を低温調理で柔らかく、うまみを閉じ込めながら作っているそうです。
ご飯の量を選べるのもうれしいポイント!こちらは11時~の提供で、1日限定10食!絶品なので、売り切れる前にぜひ食べてみてくださいね!
王道ハムチーズのホットサンド。外がカリッ、中がふわっとしていておいしい!濃厚なチーズ感がたまりません♪
こちらはバジルチキンのホットサンド。自家製チキンが柔らかい!チキンもたくさん入っていて、バジルの香りも◎
こちらはチーズカレーのホットサンド。ピリ辛のキーマカレーがクセになる!と評判の逸品です。
ベイクトチーズケーキ。濃厚でありながら、さわやかな酸味で、コーヒーとの相性抜群!生クリームもふわふわに立てたものを添えてくださいます。何気ないところにも丁寧さが表れています。
ふんわり抹茶シフォン。ふわふわしっとり食感で、抹茶の香りと味がしっかり!あんこが添えられているのもうれしい♪
アイスクリーム。バニラビーンズが入ったものを提供してくれます。さくらんぼがレトロ感を演出して、かわいい。
深煎りコーヒーゼリー。柔らかすぎす、固すぎず、ちょうどいい食感と苦味。食後にぴったりのデザートです。
シンプルでありながら、しっかりしたおいしさや丁寧さを感じるTurtleのメニュー。「食」に対して大切にしていることをうかがうと
「自分たちが食べておいしい!と思うものを作っています。おいしさを目でも感じていただけるように、見た目も大切に作っています」と教えていただきました。
Turtleのお料理には、来店への感謝、食べる人への愛情が込められているのです。
「Café Turtle」とは?
Café Turtleのオープンは2022年1月18日。
店名の由来は、「亀のようにゆったり過ごしていただきたい」「地域に長く根付き愛されるカフェになるように…」という想いを込めて、名付けられたそうです。
その名の通り、お客さんがゆったりまったりできるステキなカフェです。
就労継続支援B型のカフェ
Turtleは就労継続支援B型のカフェ。カフェでもあり、「就労の機会を支援する場」でもあるのです。
Turtleを運営しているのは、横浜市社会事業協会。長年、障害者支援施設や地域ケアプラザなど福祉施設を運営している社会福祉法人です。
カフェでは、体力や年齢、障害などの理由により、一般的な就労が困難な方が、就業の訓練として働いています。
職員さんと一緒に、厨房業務や接客業務の他、コーヒー豆のハンドピックや箸袋やコースターの作成、チラシ折りなどもおこなっています。
私自身、こういったカフェがあることを、Turtleを通して初めて知りました。多様な働き方や選択肢が持てる素晴らしい事業ですよね。
気持ちのバトン
Turtleの接客はいつも丁寧で、一生懸命。そのステキな接客の秘訣について、山本さんにお話をうかがいました。
「みんな接客を楽しみにしていて、お客様の来店を心待ちにしているんです」と山本さん。
接客時に大切にしていることをうかがうと
「お客様はこのお店を選んで来てくださっているということ、お客様に居心地よく過ごしていただけるように丁寧な接客を心掛けています」と教えていただきました。
山本さんのお話を聞き、なぜTurtleではお客さんが気持ちよく過ごせるのか、その理由がわかった気がしました。
気持ちのこもった接客というのは、目には見えないですが、受ける側には伝わるもの。
Turtleの接客が心に残るのは、接客を通して「来てくれてありがとう」「ゆっくり過ごしてくださいね」という「気持ちのバトン」を、お客さんが受け取るからなのではないでしょうか。
さまざまな交流が生まれる場所
オープンしてまもなく3年目を迎えるTurtle。大口の街について、印象をうかがいました。
「大口は気さくな方が多い街ですね。まだオープンして月日は浅いですが、街のイベントに声を掛けていただいたり、小学校の総合学習で店舗の見学についてご相談をいただいたり、気軽に地域の輪に受け入れていただいたように思います」と山本さん。
Turtleでは、ハロウィン、パン祭りなどのイベントにも出店。その他、カフェでの場所貸しをおこなうなど、さまざまな世代やコミュニティーの方と交流を図りながら、お店を運営しています。
また、店内に居合わせたお客さん同士で、いつの間にか会話が生まれている…なんて光景もよく目にします。
世代間の垣根や障害の有無を超えて、多様な人々が集い、交流が生まれるー。カフェを通して、さまざまな「輪」が広がっているのも、Turtleならではだと感じます。
Café Turtleを広めていきたい
最後に、今後のお店作りについてお話をうかがいました。
「まだまだ新しいお店なので、地域のみなさまに知っていただく努力をしていきたいと思います。
地域の催しに積極的に参加したり、日々の接客を丁寧におこなって『ファン』を作って、Turtleを広めていきたいと思います。
『大口のカフェならTurtleだね』と言われるくらい、知っていただきたいです!」と笑顔の山本さん。
Turtleは「近所にあったらいいなぁ」と率直に感じるカフェ。誰もが安心して足を運べ、誰にも気兼ねすることなく、のんびり「いい時間」を過ごすことができる貴重なお店です。
そして、「外出してお店に行く」ということを、「あたりまえ」に叶えてくれる素晴らしいお店。
そんなステキなTurtleに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。その人らしく過ごせる空間と時間が、あなたをちょっとだけ、優しくてまぁるい気持ちにさせてくれます。
Café Turtle
住所:神奈川県横浜市神奈川区神之木町9-5
アクセス:
東急東横線「大口駅」東口から徒歩約5分
営業時間:
10:00-16:00(L.O 15:30)
【定休日】土・日曜日、祝日、年末年始
※その他、臨時休業などのお知らせはInstagramでお知らせしています
電話番号:045-716-9621
公式Instagram:@cafeturtle118
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