大きな芝生が広がる岸根公園。
ご家族連れや団体さんのほか、お散歩するわんちゃんも多く見られます。
今回は、岸根公園で開催された「ペットのマナー・防災対策教室」に、愛犬と一緒に参加した様子をご紹介します!
愛犬と一緒に参加できる防災イベント
横浜市港北区にある岸根公園では、毎年秋に「ペットのマナー・防災対策教室」が開催されています。
会場は園内の芝生広場「ひょうたん原っぱ」で、飼い主さんは愛犬を連れて参加できます。
横浜市への犬の登録と、本年度の狂犬病予防接種が済んでいることが条件で、参加費は無料です。
開催時間が近づくと、事前に申し込みされた十数名の参加者さんたちが続々と集まってきました。
わんちゃんも、飼い主さんのそばでいい子にしています。
「みんなおとなしいですね!」と公園の園長さんもびっくり。
ペットの防災対策にはマナーも大切
イベントの冒頭には園長さんからのご挨拶。
続いて、開催協力である港北福祉保健センター生活衛生課の方からは
「ペットの防災対策にはマナーも大切です」
とお話しがありました。
動物を好きな人もいれば、苦手な人やアレルギーのある人もいます。
災害発生時に避難所でペットのマナーが守られていると、ペットを飼っていない人への理解にもつながるのです。
ペットのマナーは日頃のトレーニングから
そうは言っても、ペットのマナーはすぐに身に付くものではありません。
大切なのは日頃のトレーニングです。
トレーニングについて、ドッグトレーナーの山崎亜子先生からお話しいただきました。
防災対策に必要なトレーニングの一つが、「クレートトレーニング」です。
「クレート」とは、わんちゃんを移動させる時などに使うこちらのアイテム。
地震で上から物が落ちてきたり、ガラスが割れたりした時も、クレートに入っていれば、わんちゃんは安全です。
普段から寝床として使っているなど、わんちゃんにとってクレートが慣れた場所であればいいのですが、クレートに入るのが嫌いなわんちゃんも意外と多いもの。
(うちの愛犬も以前はそうでした)
クレートの中でオヤツやゴハンをあげるなど、わんちゃんがクレートに良いイメージを持てるようになるトレーニング方法について教わりました。
愛犬は飼い主さんの写し鏡
「おすわり」「おいで」といった飼い主さんのコマンド(指示)を聞けることも大切です。
災害は突然やってくるので、飼い主さんも焦ってしまうでしょう。
すると、飼い主さんの焦りを感じたわんちゃんも、どうしてよいかわからず不安になってしまいます。
もし、不安や恐怖からパニックになったわんちゃんが脱走してしまったら一大事です。
いざという時に落ち着いてコマンドを聞ければ、わんちゃんと一緒に安全に避難できます。
「愛犬は飼い主さんの写し鏡」
飼い主さんが落ち着いて行動できれば、わんちゃんも安心していられるのです。
イベント終了後には、飼い主さんたちから先生への個別相談の輪ができていましたよ。
ペットの防災グッズ展示なども
イベントでは、ペットの防災グッズの展示もありました。
人の備蓄品と同じように、ペット用の持ち出し袋も用意しておけば、急な避難時も安心です。
飼い主さんの心構えに関する掲示もあります。
それから、私が注目したのはこちら。マイクロチップと読み取り機です。
マイクロチップとは、犬や猫の皮下に装着する電子機器のこと。
ペットが迷子になった時に、読み取り機を使って、登録された飼い主さんの名前や連絡先を調べることができます。
マイクロチップの装着も、飼い主さんができる防災対策の一つですね。
飼い主さんにとってはペットも家族の一員。
いざという時に大切なペットを守るため、ペットのマナーと防災対策について学んでみませんか?
岸根公園
住所:神奈川県横浜市港北区岸根町725
アクセス:横浜市営地下鉄「岸根公園駅」より徒歩1分 ※有料駐車場あり
電話番号:045-481-1697