JR「石川町駅」から徒歩約3分。元町ショッピング・ストリートに向かう道沿いには、数多くの個性的な飲食店が並んでいます。
なかでもシックな外観が目を引く割烹おにぎり新緑。おにぎり専門店としてオープンし、おいしい!と評判です。
今回は、こだわり素材とその味にハマる人が続出と話題の割烹おにぎり新緑を紹介します!
和の雰囲気が漂う「割烹おにぎり新緑」
割烹おにぎり新緑は、2023年1月にJR根岸線「石川町駅」から、すぐのところにオープンした比較的新しいお店です。
周辺には、お蕎麦屋さんやラーメン屋さん、イタリアンのお店などの飲食店が多くあります。
おにぎり専門店としてオープンし、2024年1月にメニューをリニューアル。現在はおにぎりだけでなく、お茶漬けなどのごはんを使った別のメニューも提供しています。
2階には約20席のイートインスペースがあります。うち、商店街が見えるカウンター席5席とテーブル席が14席。
ダークブラウンの床にナチュラルウッドのテーブル。和モダンなインテリアはちょっとリッチな和食店のよう。割烹料理屋さんを連想させます。
カウンター席にはコンセントもついているので、ちょっとした作業もできそうです。
イートインだけでなく、テイクアウトも可能。おにぎりは3個から購入可能で、ご近所の方が買い物帰りに寄られることも多いそうです。
徹底した素材へのこだわり
割烹おにぎり新緑のこだわりは、徹底した素材選び。割烹おにぎり新緑の代表でもある廣木さんが、これまでに出会ってきた本当においしいと思える食材を厳選。
おにぎりやお茶漬けに使用されるお米は栃木県産のコシヒカリ。農家さんから直接仕入れているとのこと。店内の羽釜で丁寧に炊き上げています。
さらにおにぎりの具材は、店内でその日作られたものを提供。鯛なども朝しめたものを店内で調理。おにぎりの具材としても使われている筋子や明太子は、関東ではなかなかお目にかかれない、北海道や福岡県のご当地のものを使用するなど、素材にこだわっています。
「関東では滅多に見ない博多の料亭「稚加榮」の明太子を使っています。福岡出身のお客様が単身赴任で横浜に来られた際にうちの明太子おにぎりを食べて、慣れ親しんだ故郷の味にすごく喜ばれていました。その方は明太子のおにぎりをまとめ買いしてお帰りになったのですが、気に入ってもらえたのが伝わってうれしくなりましたね」と代表の廣木さん。
その土地でしか出会えない希少性の高い具材を使うこと。お店での調理にこだわったおにぎりが人気になるのも頷けます。
おすすめのおにぎりがおいしい!
割烹おにぎり新緑の自慢のおにぎりをいただいてみました。
おにぎりのセットは3種類。
- おにぎりセット
- おにぎり 甘味セット
- おにぎり 豚汁セット
「おにぎり 甘味セット」は限定10食。おにぎり2個にデザートがついていることもあって、女性に人気なんだそう。
ということで、一度で何度もおいしい、「おにぎり 甘味セット」をオーダーしました。
おにぎりは、19種類の具材のなかからすきなものをふたつ選べます。代表の廣木さんにおすすめを聞いてみたところ、明太子と筋子がおすすめとのことだったので、ひとつずつ注文。海苔の香りがふわっと広がり、食欲をそそります。
まずは、明太子のおにぎりから。
割烹おにぎり新緑の海苔は、パリッとしています。が、私はしっとりした海苔がすきなので、おにぎりになじむようちょっと待ってみました。
ひと口食べてみると、ピリっとした辛さがたまりません!ふっくら炊き上がったコシヒカリと絶妙にマッチ。小ぶりのおにぎりのなかに惜しげもなく明太子が入っています。
福岡の方がまとめ買いするほど喜ぶ味というのがよくわかります。
続いて、筋子のおにぎり。
粒同士がもっとくっついていてとろみのある筋子をイメージしていたのですが、いくらのようなプチプチとした食感。粒のひとつひとつが引き立つ、濃厚で深い塩味。明太子同様、具材がたっぷり入っています。
具材もおいしいですが、ごはんもおいしい!シンプルにごはんだけでもおいしくいただけます。
卵焼きは、だし汁たっぷりでふんわり。上品な甘さが際立ちます。おにぎりの具材の塩気もあって、よりおいしく感じられました。
大山どりの唐揚げは食べごたえのある大きさ。ジューシーで濃厚。おにぎりのベストなお供です。テイクアウトしたくなる味でした。
この日のお味噌汁は豚汁でしたが、具だくさんで、野菜の甘味が感じられるおいしさ。ほっとする味に大満足です。
デザートは黒ごまのプリン。
しっかりとした弾力。甘さは控えめですが、濃厚な黒ごまの風味がたまりません。おにぎり屋さんのスイーツなので、どうかな?と思っていただいたのですが、黒ごまのプリン単品でも食べに来たいと思える味でした。
満足度の高い「おにぎり 甘味セット」。限定10食なので、ランチタイム早々になくなる場合があります。見かけたら、迷わずオーダーすることをおすすめしますよ!
気になる「割烹おにぎり新緑」の今後は?
石川町にお店を開いて約1年半。うれしかったことを代表の廣木さんに聞いてみました。
「イートインで食べてくださったお客様が、帰りがけに直においしかったよとお声かけしてくださったり、お客様がお友達を連れて来てくれたりするのを見るとうれしいですよね」
現在は18時までの営業となっている割烹おにぎり新緑。今後は営業時間を少し伸ばして、お酒も楽しめる時間帯を作る計画があるそうです。
もちろんお酒にもこだわり、希少性の高い日本酒を提供したいとのこと。またフードメニューもおにぎりを始め、お酒にも合う食事を考案中。石川町で夜も楽しめるお店が増えそうです。
厳選した素材にこだわり、おいしさを追求し続ける割烹おにぎり新緑。おにぎりの豊富な具材は、どれも試してみたくなります。具材もさることながら、ごはんのおいしさも堪能できますよ。
おにぎりで割烹料理屋さん気分が味わえて、イートインもテイクアウトもできる割烹おにぎり新緑。
お近くに来られた際はぜひ立ち寄って、おいしいおにぎりを食べてみてくださいね。
割烹おにぎり新緑
住所:神奈川県横浜市中区石川町1丁目10-5
アクセス:JR根岸線・京浜東北線「石川町駅」下車徒歩約3分
TEL:045-264-8828
営業時間:10:00-18:00
店内飲食 10:00-17:30(Lo.17:00)
店休日:月曜日
Instagram アカウント:@shinryoku_onigiri
※価格・定休日は2024年10月取材時のものです。定休日、販売されている商品や価格は変更となる場合がありますので、最新の情報はSNS等をご確認ください。