明るくて、清潔で、ランプや木のぬくもりを感じて、おいしいコーヒーとスイーツがあって、ひとりでもゆっくりとくつろげる。そんなカフェが私の理想です。
少しわがままなその理想を、そっくりそのままお店にしたような、とびきりすてきなカフェに出会いました。2024年春にオープンしたばかりのお店です。
今回ご紹介する「ichigoichie(いちごいちえ)」さんです。
港北区役所の裏、住宅地のなかにある小さなカフェ
お店は、東急東横線大倉山駅から徒歩約8分のところにあります。改札を出たら左に進み、レモンロード商店街を歩きます。綱島街道の大倉山の交差点に出るので、横断歩道を渡り、そのまま細い道を進んでいきます。大通り(環状2号線)に出る手前の右側に、白い壁と木の扉のお店が見えます。
位置としては、港北区役所や港北消防署の裏側にあたります。住宅地の中ですが、まちの中心部に意外と近く、アクセスは良いです。
中に入ると、右側に長いベンチのテーブル席、左側に2人席のテーブル席があります。一番奥に、コーヒーなどを販売する会計カウンターがあります。
店内には、1人でくつろぐ女性が数人、スイーツと飲み物を前に、本を読んだりスマートフォンを見たりしています。他にも、子どもを連れた常連さんらしき女性が、楽しそうにメニューを見ていました。予約をして来店されるお客様も。どうやら人気店のようです。
店主のアヤさんが「いらっしゃいませ!」と明るく声をかけてくださいました。
選べるコーヒーにバリエーション豊かな焼き菓子たち
さっそくメニューをチェックです。
こちらのお店では、元住吉のコーヒーの銘店Muiのコーヒー豆を使っているそうです。どれも私好みの深煎り豆!焼き菓子に合う、しっかりめのコーヒーがいただけそうです。コーヒー豆の販売もしているそうです。
コーヒーは、マシンを使ったドリップコーヒーとハンドドリップコーヒーを選べます。カフェインレスや、カフェラテなどのエスプレッソドリンク、ほうじ茶などもそろっています。気分や体調、お菓子に合わせて、バリエーション豊かな飲み物のなかから選べるのは、とてもうれしいです。
スイーツは焼き菓子が中心です。キャロットケーキやレーズンサンドなど、深めのコーヒーに合うスイーツが多いです。アイスクリームをトッピングすることもできます。軽めのランチにぴったりのクロックムッシュもあるそうです。
実は私、開業前に間借りカフェをされていた時にアヤさんのあんバターサンドをいただいて、もう一度食べたいと思っていました。
この日は、楽しみにしていたあんバターサンドと一緒に、バターの風味に合いそうな一番深めのインドネシアのコーヒー、マンデリンを注文しました。
小ぶりでもしっかりおいしい!コーヒー好きのためのあんバター
注文したコーヒーとあんバターサンドがやってきました。
コーヒーは、マンデリンらしくしっかり深めですが、強い苦味はなく、とてもバランスが良いです。甘くてスパイシーな香りにホッと癒されます。
待望のあんバターサンドです。丸いクッキーに、バター、まんまるのあんこがサンドされています。このフォルムを見るだけで、ほっこりうれしい気持ちになります。
少し背の高いクッキーなので食べにくいかと思いましたが、クッキーはサックリと硬すぎずホロホロしすぎず、少しだけつぶすようにして食べると、バターやあんことちょうどよくなじみます。
粉の風味を感じるクッキーに、塩気の効いたバター、しっかり甘いあんこが1つになると、極上のおいしさです。以前食べたときより更においしく進化しているように思いました。
これぞコーヒー好きのためのあんバター、ぜひ深めのコーヒーと、マリアージュさせていただきたい一品です。
こだわりのコーヒーと焼き菓子が楽しめる、すてきなカフェです。ゆっくりと、1人の時間を過ごすのにおすすめです。
大倉山にいらしたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね!
ichigoichie(いちごいちえ)
住所:神奈川県横浜市港北区大豆戸町61
TEL:045-900-0383
アクセス:東急東横線「大倉山駅」から徒歩約8分
営業時間:10:00-19:00
定休日:木曜ほか ※詳しくはインスタグラムをご確認ください。