昭和レトロな喫茶店やカフェが流行しています。でももし本物の「昭和」のカフェを探すなら、昭和時代が終わった36年前の1989年より以前に開業したお店、ということになります。
喫茶店が大好きな私ですが、古い昭和レトロのお店を探すとなると意外と大変です。
あれこれと調べて、港北区内でようやく見つけました！しかも、川崎市との境界から約500メートルという場所です！
電車を乗り継ぎ、住宅地を歩いて、ようやくたどり着きました。
今回ご紹介するのは「カフェ・キャリオカ」です。
住宅地のなかにたたずむ老舗カフェ
お店は、市営地下鉄グリーンラインの高田駅から徒歩約19分、日吉本町駅から徒歩約22分の場所にあります。高田駅から歩く場合は、駅前から県道106号線子母口綱島線を川崎方面に北上し、下田町の交差点を右折すると右側にあります。
日吉本町駅から歩く場合は、下田小学校を目指して住宅地を歩いていき、小学校を越えたら突き当りを左折して下田町交差点の方に歩いていくと、お店が見つかります。
いずれのルートもかなり歩き、住宅地内の道は複雑なので、地図アプリなどを活用するのがおすすめです。
私は、日吉本町駅から行きましたが、坂道が多く、少しがんばらないといけません。道の先においしいランチが待っている！と思って、自分をはげましながらのぼっていきました。
ようやく、お店の前に到着しました！なんともレトロな店名の看板です。期待がつのります。
コーヒーに軽食、ケーキ…喫茶店の定番がぜんぶある
店内に入ると、右側にカウンター席、左側と奥にテーブル席があります。思ったより奥の広い店内です。
とても清潔できれいですが、テーブルや椅子にレトロ感を感じます。この日は1人だったので、カウンター席を利用することにしました。
目の前に、コーヒー器具のサイフォンがあります。昭和のレトロ喫茶店では、サイフォンコーヒーを出すお店が多いんですよね。ぜひコーヒーもいただきたいです！
さっそくメニューをチェックします。
駅からがんばって歩いて、すっかりお腹がすいていたので、ランチになる軽食を探します。魅力的なセットメニューが並んでいます。ハンバーグにオムレツなど、お値段もリーズナブルです。コーヒー付きのオムライスのセットを注文することにしました。
コーヒーも定番がそろっています。モカ、コロンビア、キリマンジャロなど、レトロな喫茶店には欠かせないものばかり。ウィンナコーヒーやメロンソーダなど、少し懐かしい感じの飲み物もそろっています。
コーヒーに欠かせないスイーツも充実しています。サンドイッチやトーストもあります。
お腹ぺこぺこでも、小腹満たしでも、甘いものをごほうびにでも、どんなニーズにも応えてくれそうなカフェです。
これぞ王道のオムライス！しっかり濃いめのコーヒーにも満足
注文したオムライスがやってきました！
ふっくら、つやつや、すごくきれいなオムライスです！
この見た目だけで、間違いなくおいしい！と思いました。ふっくらしたきめ細かな卵の生地、とろりとかかった真っ赤なケチャップ、山盛りのフレッシュなグリーンサラダ。期待どおりのオムライスがやってきて、すっかり気分があがりました。
大きなスプーンで、ひと口分をすくいました。ふわっと白い湯気が上がりました。中はアツアツです。
少し厚めの卵の生地の中に、ケチャップライスがたっぷりつまっています。ふーふーと息を吹きかけて、冷ましながらひと口いただきました。卵がとてもやわらかくて、ライスの塩気とほんのり甘みとが本当にベストマッチです。食べ進めて、添えられたケチャップを少しつけて味変すると、旨みがプラスされてさらにおいしくなります。
私がこれまで、カフェや喫茶店でいただいてきたオムライスの中で、間違いなく1位か2位に入る、すばらしいオムライスです。大満足です！
ボリュームたっぷりのオムライスをあっという間にたいらげて、食後のコーヒーがやってきました。サイフォンで淹れたコーヒーらしい、しっかりとしたコクと苦みを感じる、濃いコーヒーです。オムライスで少し脂っぽくなった口の中を、すっきりさっぱりとしてくれる、おいしい1杯です。
マスターにうかがうと、なんと創業42年だそうです。長いこと下田町の住宅地で地域のみなさんにおいしいコーヒーとオムライスを提供されてきたのですね。まさに、近所の憩いの場だと思いました。
ぜひ、今後も長く営業していただきたい、すてきなお店です。
高田にいらしたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね！
カフェキャリオカ
住所：神奈川県横浜市港北区下田町5丁目28-13
アクセス：横浜市営地下鉄「高田駅」から徒歩約19分
電話：045-561-6961
営業時間：10:00-18:00
定休日：火曜日
