【白楽】他では味わえない!?極上いなり寿司と極み抹茶ラテが絶品!「三琴茶屋」

ディープな文化と音楽が息づく街・白楽。そんな白楽に、こだわりが光るいなり寿司とお茶の旨みが堪能できる和カフェがあるのをご存じでしょうか。

1度食べたら忘れられない味と、和の魅力でお客さんの心をつかむステキなお店。

今回は三琴茶屋さんについて、ご紹介します!

和楽器とカフェ

白楽駅西口から妙蓮寺方面へ徒歩1分。白い外壁と瓦屋根が目を惹くオシャレな外観。こちらが三琴茶屋です。

店舗の右側にはテイクアウト用のカウンターが設置され、サクッと立ち寄れるように工夫されています。

店内は、凛とした美しさがありながら、どこかあたたかみを感じる和モダン。店主のセンスの良さとこだわりが光る空間になっています。

そして、店内左側にはたくさんの和楽器が!実は三琴茶屋は1981年創業の和楽器専門店「三琴堂」に併設しているカフェ。

カフェの隣「Studio SAN」では、箏、三味線などの教室をおこなっている他、「日本の文化」にまつわるさまざまなイベントを企画・運営しながら、白楽の街を彩っています。

三琴茶屋の魅力をご紹介!

では、次に三琴茶屋の魅力をご紹介していきましょう!

3度驚く!?絶品いなり寿司

三琴茶屋といえば「いなり寿司」。こちらのいなり寿司はひと味もふた味も違いますよ!

まず驚くのは、その形。ころんとかわいらしいロール型。

ロール型を採用したのは食べやすさ、見た目の美しさを考えたからだそうです。大切な方にギフトとしてお召し上がりいただけるように…そんなステキな心意気が込められています。

そして、次に驚くのはそのおいしさ。我が家ではテイクアウトすると、瞬く間になくなってしまうほど大人気(笑)。贈答用として大切な方へ渡すと、ほぼ確実に「どこの!?」と喜ばれます♪

実際に、そのおいしさから毎週お店に通う常連さんがいたり、普段いなり寿司は苦手だけど…という方でもペロリと食べられてしまうほど!それほど、お世辞抜きにおいしくて、感動してしまういなり寿司なんです。

それもそのはず!店頭販売をおこなうまでに3年の月日をかけ、ようやく完成した逸品。

日本各地の名店へ足を運び、研究や開発を徹底的におこない、素材にとことんこだわった究極のいなり寿司。リピーター続出のおいしさも納得です。

最後は、いなり寿司の奥深さ。三琴茶屋では定番と呼ばれるシンプルなもの、ゆず、海苔の3種類があります。こんな味わいが…!と、いなり寿司の可能性の広さに驚かされます。

また、いなり寿司の他にもお揚げを刻んだ、お見た目も華やかな「混ぜご飯」もあります。いなり寿司とは違った味わいが楽しめ、とってもオススメ!

三琴茶屋の場合、いなり寿司を「食べる」というよりも「体験する」という表現の方がしっくりくるかもしれません。そんな3度驚くいなり寿司の世界、ぜひ味わってみて欲しい!

ちなみに、いなり寿司は金・土曜日限定販売!2、6、12個入りがあります。人気が高いため、店頭やお電話にて事前予約や取り置きがオススメ♪予約は前日の18時までです。

豊富なドリンク!茶屋ならではの旨みを堪能♪

三琴茶屋はドリンクも充実しています!

どれにするか迷いますよね!でも、どれをオーダーしてもおいしいのが、三琴茶屋のすごいところ。

「お茶は産地ごとの特徴を見極め、自分たちが納得したもの、お客様に喜んでいただける味にこだわって選定しています。」とデザイナーの厚子さん。

長崎県産「深蒸し玉緑茶」、長崎県産「そのぎ茶」、三重県産「有機ほうじ茶」など全国から厳選した銘茶を使用。しかも、三琴茶屋では1杯ずつ丁寧に「淹れたて」を提供してくださるので、香りやお茶の甘味が段違い。

お茶は温度や抽出具合によって味わいが変化するため、素人が淹れると案外難しいもの…。でも三琴茶屋では旨みを引き出した状態で提供してくださるので、お茶本来のおいしさが味わえる点も魅力なんです。

また、極み宇治抹茶ラテは京都府産の宇治抹茶を茶筅で点てたものを提供。本格的な味わいを楽しめます!ほかの抹茶ラテと比較してみてください、一線を画しますよ!

こちらは、極みほうじ茶シャリシャリ。アイスとシェイクの間のような食感。ちょっぴり冷たいデザートを食べたい時にオススメ!

この季節ならかき氷を!

夏にはかき氷を販売!お茶にこだわった三琴茶屋ならではのかき氷をいただける点が魅力。

「氷は透明度が高く、溶けづらい純氷を使用しています。氷が荒くならないように、ふわふわに削り、かき氷と何を合わせたらおいしいかを試行錯誤しながら作っています」とこだわりを教えていただきました!

こちらは極み抹茶。「極み」と名がつく通り、抹茶の苦み、甘味、香りなど濃厚さを堪能できます。あんこもこっくり優しい甘味で、相性抜群!

こちらは極みほうじ茶。ほうじ茶の香ばしさ、きなこの香り、バニラの甘さが絶妙!あっという間に完食でした!

ちなみに、ドリンクやかき氷の提供は営業中随時対応されていて、テイクアウトもイートインも可能です。

箏や三味線の音を聴きながら

三琴茶屋の隣「STUDIO SAN」では、箏や三味線、三線の教室を開催。入店するタイミング次第では、箏や三味線の音に耳を傾けながらお茶をいただくことができ、とっても風流!和楽器店を併設している三琴茶屋屋ならではの魅力です♪

お客様に愛される理由

三琴茶屋はリピーターが本当に多い。いなり寿司の販売日になると、常連さんたちが次々とお店を訪れます。

他にはないいなり寿司

三琴茶屋のいなり寿司は、添加物・保存料を使用せず、からだに良い素材を厳選して1つ1つ手作り。

揚げは国産大豆100%を使用、出汁は国産の自然素材にこだわり、かつお節、いわし節、真昆布、丸大豆醤油、素精糖のみで炊き上げているそうです。季節によって火加減や煮込み時間を変えながら「いつでも変わらないおいしさ」を実現できるよう、工夫されているそう!まさに職人技…素晴らしい!

シャリは山形県産特A米コシヒカリ(減農薬特別栽培米)、米酢、てんさい糖、粗塩で昆布の旨味を引き立てています。ここまで聞いただけでも、並々ならぬこだわりがひしひしと伝わってきます。

いなり寿司を販売したきっかけは、店主お2人がいなり寿司を好きだったこと。そして、和楽器と同様「日本の文化や知恵がつまったものを残していきたい」という想いからだったといいます。

「大切な方にギフトとしてお渡しできるような、安全で、本当においしいものを作りたい。いい素材を厳選し、喜んでいただけるものを作りたい…そんな気持ちでつくり始めました」そう教えてくださったのは、代表取締役の裕子さん。

「どこにも作れないいなり寿司を作ろうと話していました。『おいしい』のその先にあるものを目指し、街の人をびっくりさせるような、印象に残るいなり寿司を作りたいと、試行錯誤を重ねてきました。横浜の名物になるようないなり寿司を目指し、たくさんの方々に召し上がっていただけたら…と思っています」とデザイナーの厚子さん。

お客さんを魅了するおいしさの秘訣は、お2人の情熱と努力にある。感動するほどおいしい理由がよく分かりました。まさに唯一無二のいなり寿司です。

「おもてなし」を感じる接客

三琴茶屋の魅力は、「食」だけではありません。「心に残る接客」がお客さんたちを魅了しています。

さりげないやり取りの中に、あたたかい心配りを感じるーそんなお客さんも多いのではないでしょうか。接客というよりも「おもてなし」と言った方が合うーそんなステキな対応をされています。そこで、接客について話をうかがうと

「お店に足を運んでいただいたり、商品を気に入っていただけることが、とてもありがたくて、うれしいんです。ご来店くださったお客様が来てよかったと思えるようなご対応ができるよう常に意識しています」と厚子さん。

そういう気持ちはしっかり相手にも伝わるもの。心地よく過ごせる「思いやり」にお客さんは心を寄せているのかもしれません。

日本文化を身近なものに

三琴茶屋のオープンは2022年4月。店名の由来は「三味線と琴を通して、人が集まる場所にしたい」という「三琴堂」の想いを受け継ぐかたちで、名付けられています。お店をオープンしたきっかけは、「コロナによって激変した街」でした。

「ゴーストタウン化した街を見て、この街に『どう貢献していくか』を考え、大きな選択をしました。コロナで人と人との関係が希薄になってしまった現状をどうにか回復したい。日本人として共感できる食べ物や空間を通して、語り合ったり、何かのきっかけや、出会いの場を作りたいと思ったのが始まりでした」と裕子さん。

そのため、三琴茶屋のお店作りにはさまざまのアイディアがいっぱい。

例えば、店内外の白い壁。催すイベントごとのカラーに染められるように、そして、日本の工芸や文化が輝いて見えるように…という想いや工夫を込め、白を選んでいます。

扉をガラス張りにしたり、大きな窓を設けたのは、ストリートライブ感を演出できるようにという観点から。

また、あらゆるイベントに対応するため、どんな設備が必要かを熟考し、プロジェクターや高性能スピーカーを設置。

天井と壁にスピーカーを埋め込むことで、音に囲まれているような臨場感を演出。一段上の音楽体験を可能にしています。

プロジェクターは視覚的要素を活かす演出やリモートでのコミュニケーションを可能にするために設置。多様なニーズに寄り添えるよう、あらゆるアイディアを活かした空間づくりがなされています。

「カフェやイベントを通して、気軽により多くの方に日本の音楽や文化を知ってもらいたい。そして、ワクワクするような空間づくりをすることで、日本の文化や音楽に興味を持つきっかけや、出会いの場になれればと思っています」と裕子さん。

「日本のいいもの、日本の文化を残したい」そんなお2人のしなやかな姿勢が、とても美しく、印象に残りました。

文化と聞くと固いイメージに聞こえますが、その時々の時流に合わせ、柔軟に形を変えながら日本らしさを紡いでいくーその継承こそが文化である。お2人の話をうかがい、そう感じました。

三琴堂・スタジオ三では和楽器や日本の文化に関するイベントや教室を開催しています。近々、能登復興に向けて「輪島塗」の展示イベント、ファッションと日本文化などを融合したアートイベントを開催予定です!

「日本の文化を体験・発信する場所」として、今後もさまざまなイベントを企画しているそう!無限の可能性が広がる三琴茶屋。「食」だけでなく、わたしたちの「五感」を楽しませてくれる懐の深いお店です。

三琴茶屋は、日本の素晴らしさを改めて発見・体験できるお店。そして、街や訪れるお客さんを大切に想う「思いやり」と「粋」があふれたお店。

日本の「いいもの」に出会うことで、忙しい日常をそっと離れ、心穏やかな時間を過ごせます。

三琴茶屋
住所:神奈川県横浜市神奈川区白楽100
アクセス:
東急東横線線「白楽駅」から徒歩1分
営業時間:
月水木 13:00-18:30
金土 11:30-18:30
【定休日】火・日曜日
※臨時休業などあり
電話番号:045-270-2669
公式HP:https://chaya.sankindo.com/
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。