石川町駅から徒歩約5分!横浜・元町ランチにおすすめのヘルシー中華「食明記」

JR根岸線石川町駅から徒歩で約5分。元町ショッピングストリートのビルの地下にある「食明記」。

元町にオープンして約2年。その味はあっさりとして、たくさん食べても胃が疲れない、新しい中華料理として話題となっています。

今回は、横浜・元町で体が喜ぶライトな味わいで注目を集める中華料理のお店、「食明記」を紹介します!

元町の隠れ家で出会う、中華の新たな一皿

食明記は、2023年11月にオープン。オーナーでシェフの岡村さんは、横浜中華街の名店「萬珍樓」の厨房で、長きにわたり腕を奮っていた料理人です。

そんな岡村シェフが、元町ショッピングストリートのビルの一角にお店を開きました。

コンセプトは「いっぱい食べても胃が疲れない、食後にすっきりする中華」。中華というと油をふんだんに使ったこってりとしたお料理が多いイメージですが、食明記ではライトでマイルドな味わいの中華料理がいただけるとのこと。

ライトであっさりとしていて、たくさん食べても胃がもたれない、その味にハマる方が多いそう。開店して約2年、岡村シェフの味に惚れ込んでリピーターになるお客様が続出しています。

また、人気情報番組「出没!アド街ック天国」や情報誌「YOKOHAMA Walker」で紹介されるなど、今元町で注目を集める中華料理のお店です。

なぜ横浜中華街の近くにある元町でお店を開いたのか。

「これまで中華街で仕事をしてきました。にぎやかな場所もよいのですが、落ち着いた雰囲気のある街でお店を開きたいと思い、元町を選びました」と岡村シェフ。

元町は横浜中華街と比較すると、ミドル層以上の年代の方も多く、あっさりした中華が受けているそうです。

隠れ家のような店内

ビルの階段を降りて店内に入ると、隠れ家のような雰囲気が広がります。席数はテーブル席18席。個室6席の全24席。

白い壁にダークブラウンの床やテーブル。奥にあるカウンターからは、バーのような空気感も感じられます。一部のテーブル席から見えるオープンなキッチンが印象的です。

6名まで入れる個室を使用希望の場合の料金は1,000円(税込)。手芸やお花などのワークショップやイベントもお料理をオーダーすれば開催できるそうです。

また、ワンちゃんも入店OKとのこと。ワンちゃん連れのお客様がグループで会食に来られることもあるそうです。

さらに食明記は、ランチタイムだけでなく、ディナータイムも営業しています。夜はコースの他に、アラカルトやお酒に合わせたちょい呑みセットなどもありますよ。

夜の時間帯まで開いている飲食店が少ない元町で、存在感を放っています。

水と油、旬の野菜にこだわった体が喜ぶ中華をいただきました!

今回は、ランチタイムにうかがいました。食明記の主なランチメニューはこちら。

  • 板春雨の香り炒め
  • 五目あんかけ焼きそば
  • ニラともやしの焼きそば
  • 中華丼
  • 薬膳麻婆豆腐丼
  • 玄米入り五目炒飯
  • 玄米入りガーリック炒飯
  • キクラゲと海老のお粥


いずれも「前菜」「本日のスープ」「本日のデザート」が付きます。ドリンクを追加の場合はプラス200円です。

おすすめをうかがったところ、太い春雨が特徴の「板春雨の香り炒め」とのこと。「五目あんかけ焼きそば」と「薬膳麻婆豆腐丼」なども人気があるそうです。

ということで、お店おすすめの「板春雨の香り炒め」をいただきました!

まずは、前菜の「蒸し鶏と季節の野菜の盛り合わせ」。

この日の「季節の野菜の盛り合わせ」は、なすを梅とパクチーのソースで和えたものでした。どちらもツヤツヤしています。照りの感じから油っこいのかな?と想像しましたが、おどろくほどあっさり!

蒸し鶏は、しょうがの香りが口のなかにふわっと広がります。特になすは素材の味のよさに、パクチーの香りと梅のほんのりとした酸味・甘味からさわやかさを感じます。食欲が増す味です。

続いて、「本日のスープ」。

取材時は夏だったので、夏の野菜として冬瓜をメインに、細かく砕かれた椎茸が入っています。スープは季節によって具材を変えているそう。

「水」にこだわったスープがおいしいと言われることが多いとのことで、期待も高まります。

冬瓜のとろみと椎茸の食感の違いが楽しい!スープの旨みが五臓六腑に染み渡るやさしい味です。

スープで食明記のファンになる方がいらっしゃるというのもわかる納得のおいしさ。これまで飲んできたスープのなかで一番おいしいと感じる味でした。このスープはぜひ、味わっていただきたいです!

そして、メインの「板春雨の香り炒め」。

板春雨の形状は、きしめんのような感じ。私たちが普段よく見ている春雨とは全く違います。「香り炒め」というだけに、食欲をそそる中華風のいい香りがします。

春雨は思っていたよりも弾力があります。味はあっさりとしているのに、しっかりとした旨みと風味を感じます。

さらに、豚肉のおいしさともやしのシャキシャキ感がよいアクセントになっていて、もっと食べたくなりました。

春雨だけで少ないのでは?と一瞬思いましたが、歯応えのいい春雨がお腹にたまります。また、冷めてもおいしさが変わらない、驚きの味でした。

最後はデザートの「豆乳の杏仁豆腐」。

この時期は、あんずのソースでしたが、こちらも季節によって変わるそうです。あんずは岡村シェフの故郷、長野県産とのこと。

杏仁豆腐が濃厚!カスタードプリンのような濃厚な甘味と杏仁のさわやかな味わいがたまりません。豆乳なのでもっと軽めの味なのかなと思っていましたが、濃厚な杏仁豆腐とあんずのソースが絶妙にマッチしています。

驚いたのは、これだけガッツリ食べても胃が疲れていなかったこと。中華のランチの場合、満腹になってしまう印象があったのですが、まだまだ食べられそうな感じでした。

たくさん食べても胃が疲れない。岡村シェフこだわりの新しい中華の形を多くの方に体験していただきたいです!

地域に密着し、長く愛されるお店に

中華料理でありながらあっさりとした食明記の味。その味に惚れ、常連さんとしてやって来るお客様は、地元の方のみならず、遠方から来られる方もいらっしゃるのだそう。

「ここにお店を開いてうれしかったのは、お客様の声がダイレクトに届くこと。わざわざキッチンのそばまできておいしかったと言ってくださるお客様もいて、シンプルにそれがうれしいですね」と語る岡村シェフ。

「薬膳」と謳ってはいますが、生姜や玉ねぎなど、身近な素材を使っています。その素材の多くは、岡村シェフの故郷である長野県産のものだそう。旬のものをおいしくいただく、医食同源や薬膳の基本を大切にしていることがうかがえます。

そんな岡村シェフに今後の展望をうかがいました。

「地域に密着して、常連さんを大切にしながら、ご新規の方も来ていただけるとうれしいです。お店が地下にあって少しわかりにくいですが、中華街の味とはまた違う中華料理を堪能してほしいです」

中華でありながら、油っぽさはなく、あっさりとしている食明記。確かにたくさん食べても胃が疲れない味でした。食べて健康になる、食後にすっきりする中華を多くの方に体験していただきたいです!

横浜・元町に来られた際は、ぜひ食明記に立ち寄ってみてくださいね。

食明記
住所:神奈川県横浜市中区元町4-179 ウィスタリア元町 B1F
TEL:045-228-7572
アクセス:JR根岸線「石川町駅」から徒歩約5分
営業時間:平日 ランチ 11:30-15:00/ディナー 17:30-21:00
     土日祝 ランチ 11:00-15:00/ディナー 17:00-21:00
定休日:水曜日
Instagram アカウント:@shoku_meiki

※価格・定休日は2025年8月取材時のものです。定休日、営業時間、販売されている商品や価格は変更となる場合がありますので、公式サイトやSNS等で最新の情報をご確認ください。

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