港南中央の隠れ家カフェ「yukuri」で、おだやかなひとときを。

区役所など公共施設の集まる横浜市営地下鉄ブルーライン「港南中央駅」。駅から住宅街へ進む道すがら、隠れ家のようなナチュラルでやさしいカフェがあります。

今回ご紹介する「yukuri」(ユクリ)さんは以前にも登場してくださったお店。今回はこの時期ならではのスイーツをいただきました!

坂の途中にひかえめにたたずむ小さな隠れ家

港南中央駅は鎌倉街道に面し、交通量も多く、いつもにぎわっています。
そのお隣には横浜市内でも指折りのターミナル駅「上大岡駅」があり、たくさんのカフェがあります。
そんな中でキラリと光る個性を放つ「yukuri」。港南中央駅から歩いて5分ほど、桜道という地元では桜の名所として有名な坂道の途中にあります。

このやさしいたたずまい。小さくても、やさしく迎え入れてくださるような雰囲気を感じ、店内に入ってみました。

大切に味わいたい季節のタルト

私が訪れたのは夏も終わりに近づき、これから秋を迎える、というタイミングでした。
季節のタルトがとてもおいしそう!シャインマスカット、いちじく、モンブランのタルト。とても迷いましたが、インスタグラムで紹介されていたモンブランタルトをいただくことにしました!

yukuriの雰囲気にぴったりのやさしい色あいのタルト。フランス産マロンペーストを使ったマロンクリームがやわらかく、なめらかです。
ふわふわのクリームとスポンジ。この中には大粒のマロンが入っていて、食べごたえがあります。
タルト生地はパイのようにサクサクとしていて軽い食感。クリームとのハーモニーも心地よい味わいです。
季節の恵みを大切にいただけるタルトに、そろそろ秋が近いことを感じました。

タルトとのペアリングが最高!こだわりの紅茶

yukuriでいただける紅茶は、ドイツの老舗紅茶ブランド「ロンネフェルト」のもの。
お出しいただいたティーポットも、どことなくドイツの雰囲気を感じませんか?
今回私がお願いしたのはアールグレイ。
アールグレイといえば柑橘系の香りで、すっきりさわやかな味わいのイメージが強いのですが、ロンネフェルトのものは非常にマイルド。クセがなく、やさしい味わいのアールグレイなので、yukuriのタルトによく合います。
まろやかなタルトと香ばしさのある紅茶のペアリングは最高でした!

テイクアウトのスイーツも心いやされるおいしさ

焼き菓子も充実のyukuri。お土産も購入することにしました。
今回は新しく始めたというドーナツをいただくことに。かわいいサイズなので、おうちティータイムにもぴったりです!

右から時計まわりに「ショコラマロン」「プレーン」「ラムレーズン」を購入しました。
しっとりとした食感と、ほどよい甘さが紅茶にもコーヒーにも好相性。私のお気に入りは「ラムレーズン」。やわらかなレーズンとやさしい味わいのドーナツがベストマッチです。
ほっとするおいしさに再び癒されました。

ドーナツは週替わりでフレーバーが変わるそうなので、こまめに訪れて新しいフレーバーをチェックするのも良いかもしれませんね!

ドーナツの他にもブルドネージュ、サブレ、パウンドケーキ、カヌレなど焼き菓子も種類豊富。親しい方への手土産にも良いな、と思いました。

ご夫婦の思いがつむぎだすyukuriな空間

店名「yukuri」の由来をご主人が教えてくださいました。
いにしえの言葉「ゆくり」から取られたのだそう。

「ゆくり」とは、人と人の出会い、ご縁という意味があり、ゆっくりくつろいでいただきたい、という思いが込められていると、やさしくお話してくださいました。
お話の通り、ゆっくりくつろげるカフェです。

くつろぎの空間を生み出しているもう一つの力は、奥様のインテリアセンスだと感じました。
一つひとつ考えて選ばれたアンティーク家具を中心としたしつらえは、ナチュラルでリラックスした雰囲気。
この空間でいただくやさしい味わいのスイーツたちは、日々忙しく過ごす私たちにゆったりとした時間を与えてくれます。

皆さんもぜひ「yukuri」を訪れ、新たな「ゆくり」を見つけてみてくださいね。

yukuri
住所:神奈川県横浜市港南区港南5-2-30
アクセス: 市営地下鉄ブルーライン「港南中央駅」から徒歩約5分
TEL:045-844-8617
営業時間:平日11:00-18:00
     土日祝11:00-18:00(テイクアウト)、14:00-18:00(イートイン)
定休日:月曜日、他不定休(詳しくはインスタグラムをご確認ください)
インスタグラムアカウント: @yukuri_cafe_cake

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。