白レバーがとろけるうまさ。戸塚「炭火焼 雄善」で楽しむやきとりと銘酒

週末のワクワクを感じさせる金曜日の夜、戸塚駅西口を出て3分ほど歩いたところにある「炭火焼 雄善」へ伺いました。

小さな路地裏に佇むこのお店は、通りまで漂う炭火の香ばしいかおりが出迎えてくれます。
店内に入ると、常連さんと思しきお客さまやグループでにぎわっていました。

15席ほどのこぢんまりとした店内はすでに満席。予約しておいて正解でした。

焼酎通にもうれしい、豊富なお酒のラインナップ

こちらのお店は焼酎が豊富なので、今日の一杯目は焼酎にするぞ!と決めて来ました。
カウンター席にまで焼酎ボトルが置いてあります。

メニューを見て、まず目にとまったのは「GLOW EP05」という芋焼酎とは思えぬオシャレなネーミング。

説明書きには「ライチのような香りの芋焼酎」とあり、興味本位で注文してみると、これが大当たりでした。

あとから調べてみると、『酒屋が選ぶ焼酎大賞』で3年連続の大賞を受賞した銘酒とのこと。芋焼酎特有のクセがまったくなく、驚くほどフルーティーで、ぐびぐびいけちゃいます。

自分では、なかなか見つけられない、珍しい一杯に出会えるのもうれしいですね。

焼酎だけでなく、日本酒も豊富なので、飲み比べも楽しめそうです。

お酒がすすむ、丁寧でセンスある料理たち

こちらの料理はどれを頼んでも丁寧な仕事が感じられます。
本日のおすすめメニューには、季節を感じられる一品もあります。

串焼きから鳥料理まで、お酒に合いそうなメニューもそろっています。

最初に注文したのは「雄善サラダ」。

シャキシャキの長いもと大根に梅ドレッシングをかけた、さっぱりとした爽やか系のサラダです。

暑い日にもぴったりなスタートでした。

串焼きは、家族それぞれの好みで注文してみましたが、どれも感動レベル。

それもそのはず。
使っている鶏肉は鮮度と産地にこだわって仕入れているそうで、その日使う部位の状態を見ながら火入れを調整しているとのこと。

さらに驚かされるのが、焼きの技術。
その日の気温や湿度に合わせて、炭の量や火力を微調整しているそうです。

定番のねぎまは、絶妙な火加減のおかげで、もも肉の深いうまみが引き出されています。
炭火が香るねぎと、ぷりっとしたもも肉を一緒にほおばり、焼酎をグッと飲む。
最高過ぎます!

ささみわさびは、パサつきがちな胸肉が驚くほどしっとりと焼き上げてあり、さわやかなわさびとの相性も抜群です。

にんにく丸揚げは、大きめなにんにくが皮つきでゴロッと登場し、ホクホクとした甘みが広がって、さらにお酒が進みます。

テーブルに置かれた瞬間に思わず「大きい!」と声が出たのは、とりせんべい。
鶏ももの皮1枚分をそのまま揚げたようなサイズ感です。

パリパリの軽い食感と絶妙な塩加減がくせになります。
脂っこさもなく、これは無限に食べられるやつです。

レバーの常識をくつがえす白レバー

常連である友人から聞いた、おすすめメニュー。それは白レバーポン酢。
白レバーとは脂ののった鶏レバーのことで、なめらかな食感が特徴だそうです。

こちらのお店では、その白レバーを竜田揚げにし、大根おろしとポン酢でさっぱり仕上げて提供しています。

ふだん食べているレバーと思って食べたら、びっくりしますよ!
カリッとした衣の中から、なめらかで、ふわとろ食感が広がるんです。

1つを箸で切って見てみると、火を通し過ぎず、生焼けにならずの絶妙な加減なのが分かります。

レバー特有の臭みやザラついた食感がないので、レバー嫌いの方に、ぜひ食べてもらいたい一品です。
白レバーは、串焼きもあり、こちらも絶品ですよ。

焼酎、日本酒、炭火焼き……どれを取っても丁寧に作り込まれた「炭火焼 雄善」。
気軽に立ち寄れるのに、特別感のあるステキなお店なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

炭火焼 雄善
住所:神奈川県横浜市戸塚区戸塚町4790
アクセス:JR湘南新宿ライン、横須賀線「戸塚駅」から徒歩約3分
TEL:045-861-3875
営業時間:17:00-23:00(ラストオーダー22:00)
定休日:月曜日
駐車場:なし

※記載情報は取材当時のものです。変更している場合もありますので、ご利用前に公式サイト等でご確認ください。