今回ご紹介するのは、「綱島源泉湯けむりの庄」内にあるお食事処『心音(ここね)』
です。
かつて’東京の奥座敷’といわれるほど大きな温泉街だった綱島温泉。最盛期の1960年代には、80軒を超える温泉旅館があったそうです。しかし、人口増加や都心のベッドタウン化が進むなかで多くの温泉旅館が消えていきました。
「綱島源泉湯けむりの庄」は2016年に新しくオープンした温泉施設です。温泉のほか、岩盤浴・フィットネス・リラクゼーション・お食事処や休憩室まで備えています。利用者の健康増進に特に力をいれており、2018年には厚生労働省から「温泉利用型健康増進施設」として認定されました。
2021年から2023年までの3年連続で「温泉療養者数全国第1位」(※一般財団法人 日本健康開発財団調べ)となるなど、地元だけでなく県外からもお客様が訪れる、大人気温泉施設です。
私も、これまで何度も伺ったことがあります。真っ黒なお湯の源泉かけ流し風呂や、炭酸琥珀湯®などここにしかないお風呂もあり、清潔でいつもきれい、スタッフの皆さんも親切で、心から癒されるステキな施設です。でも、施設内で食事をしたことは一度もありませんでした…。
その話を、日帰り温泉マニアの料理人(シェフ)の友人にしたところ「なんてもったいない!」と、言われてしまいました。「あの温泉は料理も最高に良いんだよ!何を食べても本気で美味いよ!」と、大絶賛するのです。
正直、日帰り温泉に行っても食事に期待することなんて、ありませんでした。
でもそこまで言われては…食べに行かないと気がすみません。
温泉+食事!と心に決めて、出かけてきました!
綱島駅から徒歩約17分 最寄り駅からの直通バスが便利
施設は東急東横線綱島駅から徒歩約18分の場所にあります。綱島街道を横浜方面に向かい、樽町の交差点を鶴見方面に向かって右折しまっすぐ進みます。徒歩では少し距離があるので、施設が運営する無料の直通バスを使うと便利です。綱島駅と施設の間を、15分(休日)〜30分間隔で運行しています。200台以上を収納できる専用駐車場もあります。
なお、小学生未満のお子さんは入場できません。
館内に入ると、広い吹き抜けのロビーがあります。1階は岩盤浴・お食事処・休憩所などがあり、2階に温泉とフィットネスがあります。
豆冨料理が自慢のお食事処 注文はスマートにタッチパネルから!
朝から2時間たっぷり温泉に浸かり、身体がすっかりほぐれて、お腹もすいてきました。
お昼ごはんをいただきに、お食事処へと向かいます!
明るい光が差し込む空間です。テーブル席と掘りごたつ式の座敷席から選ぶことができます。席の数は多く用意されていますが、お昼時となると平日でも待ち時間ができるほど人気があります。
注文はタッチパネル式のタブレット型メニューから行います。お食事のカテゴリーから、御膳(セット)料理や単品、飲みもの、食後のスイーツまで全てオーダーできます。ご飯の種類や量を変更するなどカスタマイズもあり、あれこれ悩みながら操作するのも楽しいです。
注文内容が決まったら、受付時に1人につき1つずつ登録したバーコード付きのリストバンドを読み取り機にかざします。退館時にまとめて会計するシステムです。
タブレットのメニューは見にくくて苦手、という方のために、きちんと紙のメニューも用意されているので安心です。私は、タブレットであれこれ迷った挙句、紙のメニューから選びました。
私が注文したのは、この夏の新商品の「梅しそ鱧天✖湯葉丼」。豆冨料理が自慢とのこと、大豆のおいしさがストレートに味わえる湯葉で、ぜひ美味しさを確認したいと思いました!
美味い!本格的な料理に舌鼓!ボリュームもコスパも最高
私が注文した「梅しそ鱧天✖湯葉丼」がやってきました。
一目見て驚いたのがそのボリューム。あれっ?大盛りにしたっけ?と思ってしまうくらい、大きい丼に、鱧天をはじめ夏野菜天ぷらがどーんとのっています。
でも、これはただの天丼じゃないのです。天ぷらの下には、たっぷりの湯葉と、じゅんさい入りの出汁の効いたとろりとしたあんがかかっています。天丼と天ぷら茶漬けの中間のような、新感覚の丼です。湯葉がとろりと甘くておいしい!
天ぷらの品数も多く、どれから食べようか悩んでしまうほど。梅しその爽やかな酸味が、天ぷらの油っこさを和らげてくれます。カスタマイズでみそ汁から変更した豚汁も具材たっぷり、ボリューム満点で美味です。本当にお腹いっぱいになりました。大満足!
夫が注文した「とろ鯖のあぶり焼き御膳」です。鯖が大きい!脂がのっててジューシー!身が厚くておいしいと、白いご飯がどんどん進んでいました。
夫の友人が注文した「岩手県産奥州いわいどりのチキン南蛮御膳」です。チキンだけでなくロースト野菜がたっぷりあったのも良かったとか。
少しずつ分け合って食べましたが、どのお料理も本当においしいです。
温泉施設の付帯のお食事処とは思えない、本格的な日本料理屋さんで出されるようなものばかり。温泉+食事!大正解です!!
日帰り温泉ならでは!お湯に浸ってまた食べて…の無限ループ!
お昼ごはんですっかり満腹になったあと、休憩室でお腹のなかがこなれるのを待って、再度温泉へ。出たり入ったりを繰り返して、身体はもうすっかり緩んでコリも疲れもほぐれました。そうしたら、またお腹が空いてきたのです。
お食事処を併設した温泉の良いところは、お腹が空いたらすぐ食べに行けるところ。温泉入って、食べて、また温泉に入って、また食べて、少し休んで、今度は飲んで…を、時間が許す限り楽しめます。
朝から晩まで、まさに温泉と食の無限ループになりそうです!
再びお食事処「心音」を訪れ、先ほどのタブレットから、おいしそうなスイーツを探します。
注文したのは「抹茶あんみつ」です。濃ゆい抹茶のアイスクリームに、たっぷり抹茶がかかった大きな求肥が2つ、あんこに寒天、黒蜜をとろーりとかけていただきます。
火照った身体にしみわたる、つめたいスイーツ。もう最高にしあわせです!
夫が注文したのは「心音特製 なめらかプリン」です。とろりとした口当たりのさっぱりめのプリンにカラメルソースをかけていただきます。大学いもが添えられていて、プリンの淡い甘さといもの濃い蜜の味とが良いバランスでした。
いよいよ退館前、今日のシメにと、お食事処の手前にあるバーで「アップルマンゴーソフト」をいただきました。
ランチ・おやつ・シメと、温泉と同じくらい、食べることも楽しみ尽くした1日でした。
健康増進を大切にしているという「綱島源泉湯けむりの庄」さん。
おいしい食事を楽しく心地よくいただくことも、とても大切にされているのだと思いました。
綱島にいらしたら、温泉+食事で、ぜひ行ってみてくださいね!
綱島源泉湯けむりの庄 お食事処『心音(ここね)』
住所:神奈川県横浜市港北区樽町3-7-61
アクセス:東急東横線「綱島駅」から徒歩約18分、東急新横浜線「新綱島駅」から徒歩約17分
※綱島駅・新綱島駅〜施設までの直通バスあり。詳細はホームページを確認してください。
営業時間:
【温泉施設】9:00~24:00(最終受付23:00)
【お食事処】10:00~23:30(ラストオーダー23:00、揚げ物・焼き物は22:45)
TEL:045-545-4126
※お食事処の利用は、温泉施設への入館が必要です
※小学生未満のお子さまは入館できません